移動映画館で医学講座を開催|健康で元気に過ごす秘訣を学ぶ
こんにちは!
チューリップ企画スタッフのわかです。
デスクワークをしていると、一日中座りっぱなしということも少なくありません。
かく言う私もその1人ですが、やはり健康のためには体を動かした方が良いのだそうです。
最低限1日4000歩は歩くべきと聞いて、最近は歩数を気にするようになりました。
健康は多くの人が気にしていることですが、世間にはいろいろな情報が溢れていて、何が正しいのかはっきりしません。
ここは専門家に聞くのが一番!ということで、移動映画館にお医者さんを招待し、医学講座を開くこともあるんです。
今回は、移動映画館での医学講座の様子についてお伝えします。
移動映画館は熊本へ
平成28年4月に大規模な地震が発生した熊本で、ぜひ上映会を開きたいと、移動映画館は熊本へ向かいました。
移動映画館と共に熊本に足を踏み入れたのは、熊本県玉名市出身の、内科医の先生です。
現在富山県内の病院に勤務するお医者さんですが、折に触れ、「懐かしい故郷に、医師として少しでも恩返しできる機会はないか」との思いが浮かんでいたと言います。
移動映画館が熊本入りすると聞き、今こそチャンスだ、ということで決断されたのです。
映画上映の後、移動映画館の中で開かれた医学講座。
健康への関心が高く、多くの人が足を運びます。
「元気で長生きの秘訣」をテーマに、ガンや生活習慣病、認知症の予防法について、詳しく話がありました。
移動映画館を訪れた人たちは、「健康不安が続く中、やさしく相談に乗ってくれるお医者さんに出会えるなんて、すてきなバスですね」と顔をほころばせていました。
熊本市の60代女性は、
「野菜を多く、塩分を少なく、腹七分、歩く姿勢をよくするなど、教えていただいたことを実践し、元気に聞法していきたいです」
と晴れやかな表情で語りました。
また、玉名市の80代女性は、
「玉名ご出身と知り、親しみを感じます。病院での診察は2分ほどで、聞きたいことも聞けませんが、今日はじっくり質問もできて良かったです。友達も誘ってきたかったですね」
と話していました。
移動映画館で「なぜ生きる」の答えを
故郷での医学講座を終え、医師は次のように言われていました。
「私は、阪神淡路大震災の時、神戸で被災しました。その経験から言えるのは、生活の復旧や肉体のケアと共に大事なのは、心の復興なのです。
『どんなに苦しくとも、なぜ生きる』の答えを知ることがとても大切です。
医学講座でも、その答えを移動映画館で知っていただきたい、とお話ししました」
今後も、故郷に寄り添った医療活動を続けたいと意欲を語られています。
移動映画館と共に医学講座は各地へ
医学講座は熊本だけではなく、各地でも開催されています。
石川県輪島市に移動映画館が訪れた際、「今日から始める認知症の予防」をテーマに医学講座が開催されました。
数年後には700万人を超えると言われている認知症。
多くの人が関心を寄せる内容について、症状や予防策を学びました。
「脳を働かせる」「バランスの良い食事をとる」「身体を動かす」
これらを心がけることで、認知症の予防につながることを聞いた参加者の中からは「仏教を聞くのは、新しいことへの挑戦だから、予防につながりますね」という声が上がっていました。
また、岩手県盛岡市に移動映画館が訪れた際にも医学講座が開かれました。
東北大震災で被災された60代の女性は、肉親を失い、自身も闘病生活を送ることになり、「なぜ生きなければならないのか」と思っておられたそうです。
移動映画館に足を運ばれ、心と体のケアについて直接アドバイスを受けると、涙ぐまれました。
「いちばん聞きたかったことを1対1で教えていただき、感謝で胸がいっぱいです。私には今、親鸞聖人の映画が心の支えです」
心も体も健康で、明るく元気に。
移動映画館は、皆さんが心穏やかに過ごされるお手伝いをするべく、今日も全国を走ります。
まとめ
身体が元気でも、心が落ち込んでいては快適な毎日は送れません。
逆に、心は元気でも、身体が不都合では、心も曇ってきてしまうかもしれません。
チューリップ企画では「生きるよろこびをすべての人に」の理念のもと、これからも心の復興支援事業を続けていきたいと思います。
移動映画館のスタッフ一同、1人でも多くの方が明るく元気に過ごされるよう、願っております。
わか
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