移動映画館で広がる輪|参加された方の喜びの声を紹介

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いつもお読みいただき、ありがとうございます。
チューリップ企画スタッフのわかです。

外食するお店を選ぶ時には、なるべく人に聞くようにしています。
インターネットなどで見ればすぐに調べることができるのですが、そこでの評価よりも、知っている人の言葉の方がなんとなく信頼できる気がするからです。
実際、紹介されて足を運んだお店の方が美味しいように思います。

美味しいお店を見つけたり、おもしろい映画を見た時、すぐにでも人に話したくなりますよね。
感動が大きければ大きいほど、その衝動も大きくなるのではないでしょうか。

今回は、移動映画館に参加された方から広がっている「輪」について紹介したいと思います

移動映画館の目的

東日本大震災をきっかけに、「心の復興支援」を届けようという目的で始まったのが移動映画館です。
移動映画館に参加されたある男性は言われました。

「食べ物は、食べて満腹したらそれで終わる。着るものも、着古されたら捨てねばならない。
でも、心の支援は、もう忘れられません。ずっと残るのです。
私の心の復興は、移動映画館がなければなかったでしょう

そして、「被災地だけでなく、人生に苦しむ全国の人たちに、親鸞聖人の生きざまを通して生きる勇気を与えてほしい」とエールを送ってくださいました。
移動映画館は、現在、北海道から沖縄まで、苦しみ悩む方々の心の支えとなるべく、全国を回っています

移動映画館が訪れた福島県での出会い

移動映画館が福島県いわき市の道の駅に訪れた時のこと。
60代の女性が、ご主人とお母さんと一緒に移動映画館に足を運ばれました。

移動映画館を知るきっかけとなったのは、チューリップ企画で発行している月刊誌『とどろき』。
それまでの経緯を、次のように語っておられます。

「何かと恵まれていて幸せだとは思うんです。でも、何をやっても、自分が求めているものとは違う気がして、10代のころから悩んでいました。
生きる意味が分かりそうな本も探しましたが、見つかりません。もう考えるのはやめようと、それらの本をすべて処分しました。」

それでも疑問を忘れることができず、ある日書店で手にした、生きる意味をテーマにした本を読み、「答えは仏教にあるのでは」と感じていたそうです。
そんな中で『とどろき』を知られ、早速購読を始めた時、移動映画館の記事を目にしたといいます。
チューリップ企画に電話で日程を問い合わせ、上映会があることを知り、家族で参加されたのです。

移動映画館に足を運ばれて

移動映画館での上映会の後、その女性はスタッフに尋ねられました。

「素晴らしいアニメ映画ですね。親鸞聖人のお話を聞かせていただけるなら、私の自宅の近くにも来てもらえませんか?」

自宅近くに移動映画館を招待したいとのご希望に応えるべく、上映会後、早速下見に出かけました。
ご自宅の近くには『とどろき』購読者の方の会社があることが分かり、その方も快く「うちの会社の駐車場を使ってください」と引き受けてくださったのです。
すぐさま、次回の開催が決定したのでした。

「お釈迦さまの『人身受け難し』のお言葉も心に響きました。私がずっと探してきたものです」

いきいきと語られ、喜びの輪がこれからどんどん広がっていく予感に、スタッフもわくわくする出会いでした。

まとめ

移動映画館に参加された方から「こんなにいい映画なら友達も誘ってくればよかった」「次はみんなに声をかけてきます」という声をよく頂きます。
今回紹介した福島県の女性のように「次はぜひうちの近くで!」と、移動映画館を招待される方もおられます。

喜びの輪が広がっていくのは、とても嬉しいことです。
これからも、多くの方に生きる勇気を届けられるように、移動映画館は走り続けます!

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わか

チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!
心が穏やかになった人へ
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