「勉強時間を増やす」前に「勉強密度を上げる」(3)
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「勉強時間を増やす」前に「勉強密度を上げる」(3)
~ 誘惑に負けるな ~
試験合格請負人のあさだです。
勉強といいましても、私は、以下のような掛け算で考えています。
(勉強成果)=(勉強時間)×(勉強密度)
とかく、勉強時間を増やすことばかり考えてしまいますが、それは、大事なのですが、その前に、勉強密度を上げる、発想の転換をしてみては、どうでしょうか。
この発想の転換ができると、
・「時間がない」を言い訳にしなくなります。
・通常よりも、短い時間で資格を取得することが可能になります。
「勉強密度」を上げる方法を教えるのが勉強法なのです。
高い「勉強密度」「集中力」を続けるには、疲れてきたら、気晴らしといって、一休みするのではなく、違う分野の勉強に切り替えましょう。
気晴らしの恐ろしさを知れば、一層、理解できると思います。
気晴らしは誘惑に負けると気晴らしでなくなる
「集中力」が低い時と高い時では、全く異なります。
高い集中力がずっと続けばよいのですが、どんな好きなことでも、続けていると、疲れて、集中力が落ちてしまいます。
一度、気晴らしといって、休んでしまうと、再び勉強に取り掛かるのが大変です。
一度、テレビの電源をつけてしまうと、なかなか消せません。
一度、マンガを読み始めると、なかなか閉じられません。
一度、ゲームを始めると、なかなかやめられません。
一度、スマホをとってしまうと、なかなか終わりません。
一度、眠ってしまうと、なかなか起きられません。
一度、テレビの電源をつけてしまうと
休憩といって、一度、テレビをつけると、どうなるでしょうか。
特に見たい番組がある訳ではないので、いろいろチャンネルを変えてみます。
一巡して、見たい番組がなければ、電源を消せばよいのですが、また、チャンネルを順番に変えていきます。
テレビのリモコンは、電源オンと電源オフのボタンは同じです。
電源オンの時は簡単に押せますが、電源オフの時はなかなか押せません。
押そうとすると、指がチャンネルのボタンに動いていきます。
ついついだらだら見てしまい、5分10分のつもりが、15分30分と、すぎていきます。
一度、マンガを読み始めると
疲れたからといって、自分の部屋にあるマンガを読み始めると、気晴らしでは済まなくなります。
私の好きなマンガに『SLAM DUNK』(スラムダンク)があります。
井上雄彦による高校バスケットボールを題材にしたものです。
単行本は国内で1億2000万部、出ている人気のマンガです。
思わず、1巻、手にとって、読んでしまうと、大変です。
試合が始まってしまうと、試合が終わるところまで、読まずにおれなくなります。
次の巻、次の巻と読んでいくうちに、あっという間に1時間はたってしまいます。
また、『横山光輝 三国志』も好きです。全部で60巻あります。
諸葛亮孔明は21巻から登場しますが、その辺りから読んでしまうと、蜀建国までいってしまいます。
(マニアックな話になり申し訳ありません)
※大学受験の時は、目に入らないように、封印していました。
一度、ゲームを始めてしまうと
疲れたからといって、ゲームを始めると、なかなかやめられません。
ゲームでもシミュレーションゲーム『三国志』『信長の野望』が好きだった私は、30分と決めて、気晴らしにゲームをしました。
そろそろ30分なので、セーブをしてやめようとした時に、敵国から攻められました!
戦争が始まってしまい、それをやっているうちに、30分で終わる予定が、1時間、1時間30分となり、気が晴れるどころか、落ち込むことになりました。
一度、スマホをとってしまうと
一度、スマホをとってしまうと、なかなか終わりません。
メールの返信をして終わり!と思ったら、すぐに返信が返ってきました。
また、返信すると、また、返ってくる。これを繰り返しているうちに、どんどん時間が過ぎていきます。
ちょっとSNSを見ていると、どんどんスクロールして、どんどんタップして、なかなか読み終わりません。
少しぐらいいいだろうと寝てしまうと
疲れたからといって、眠ってしまうと、起きられません。
人間の睡眠の周期は1時間30分だそうです。
確かに、いわれてみればそうだなと思うことがあります。
勉強していると、眠たくなります。
眠気を我慢したままでは、勉強もはかどりません。
「このまま寝てしまったら、同じ失敗を繰り返すことになる。今日は、寝ないぞ!」
眠気と敵対していたのですが、いつの間にか、敵に懐柔(かいじゅう)されてしまいます。
「そうだね、このまま勉強しても効率が悪いから少し休んでから勉強しよう!」
ちゃんと起きられるように、目覚まし時計や携帯電話のアラームをセットして、眠りにつきます。
人間の睡眠は、15分を過ぎると、深い眠りに入るそうです。
15分で起きられればよいのですが、そこで起きられないと1時間30分コースになります。
そんな経験したことはないでしょうか。
1時間30分で起きられないと、次は3時間コースになります。
3時間でも無理なら、4時間30分コース、気づいたら夜だった、気づいたらもう朝だった。
そうなってしまったら、気晴らしどころか、後悔になってしまいます。
どうしても眠気がつらい時は、15分にしておきましょう。
疲れたら「気晴らし」ではなく「切り替え」
このように気晴らしは誘惑に負けると気晴らしどころか、後悔してしまうかもしれません。
高い集中力を続けるには、疲れてきたら、気晴らしといって、一休みするのではなく、違う分野の勉強に切り替えましょう。
勉強する科目を変えるだけでなく、以下のようなこともあります。
・暗記から計算問題へ
・椅子に座って勉強する → 動きながら暗記する
・黙って考える → 暗記のために音読する
疲れたら「気晴らし」ではなく「切り替え」です。
まとめ
・気晴らしといって、一休みするのではなく、違う分野の勉強に切り替えましょう。
・勉強する科目を変えるだけでなく、以下のようなこともあります。
暗記から計算問題へ
椅子に座って勉強する → 動きながら暗記する
黙って考える → 暗記のために音読する
(関連)
→ 勉強法って何?知らないと損する目からウロコの勉強法(1)
あさだ よしあき
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