暗記が苦手な人でも簡単に暗記「皿回し暗記法」(9)
6時間が適正睡眠時間の、試験合格請負人のあさだです。
続けて暗記の説明をしたいと思います。
どの試験でも、暗記を避けて通ることはできません。
試験によっては、暗記のみで、合格点をとれる試験もありますし、暗記だけでは合格点がとれない試験でも、基本的なことは暗記した上で、応用問題を解くことになります。
試験に合格しなければ、次のステップに進めないのならば、覚えることに意味があるかどうかの問題ではなく、合格するために、覚えなければなりません。
だからこそ、効率的に覚えることが大事になります。
どうすれば、効率的に覚えることができるのか。勉強のコツも、学んだことは復習することにありますが、暗記のコツも「忘れる前に反復する」ことにあります。
その暗記のコツを方法化したのが「とにかく回転法」「皿回し暗記法」です。
「とにかく回転法」とは
- とにかく声に出して読み始める
- 速く読めるようになる
- 短い時間でたくさん読めるようになる
- ある時、一気に定着度が増している感じがする。ラストスパート!
- いつの間にか暗記している
「夜、寝る前に、暗記するのは、本当に効果があるのでしょうか?」
「夜、寝る前に、暗記するのは、本当に効果があるのでしょうか」とよく聞かれますので、今回は睡眠との関係について、説明したいと思います。
寝ている時でも同時にできることがある
夜、寝る前に、暗記するのは、本当に効果があります。
睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の二つの状態があります。
「レム睡眠」とは、身体は眠っていても、脳は活発に動いている状態といいます。
「ノンレム睡眠」とは、脳が深く眠っている状態といいます。
身体は眠っていても、脳は活発に動いている状態の「レム睡眠」が記憶の整理には必要不可欠だということが分かっています。
ですから、特に寝る前の情報は、定着しやすくなります。
そのため、寝る前に暗記するのは、非常に効果があります。
寝る前に記憶したいことを読んで、そのまま眠りましょう。
そして、朝起きてすぐに復習すると記憶が定着します。
自分が眠っていると思っている時でも、脳は起きているんですね。
同時に何かできないか、よく考えますが、寝ている間でも、同時にできることがあったんです。驚きです!!
睡眠によって、記憶が定着する訳ですから、徹夜は、勉強社会では御法度!です。
睡眠時間を削るのは「得しそうで損する人」
試験期間に、睡眠時間を削るのは、よくありません。睡眠時間を削って勉強すると、その分、時間を得しているように錯覚するかもしれません。
「得しそうで損する人、損しそうで得する人」といわれますが、
睡眠時間を削って勉強している人は、得しそうで損する人
睡眠時間をしっかりとっている人は、損しそうで得する人
そういえるかもしれません。(もちろん、寝過ぎている人は論外ですが)
睡眠不足の時には、起きている時の効率が落ちます。
疲れも出てきますし、勉強の効率は間違いなく落ちます。
短期勝負ならば、睡眠時間を削って、勉強するのも、よい面があると思いますが、長期勝負ならば、睡眠時間を削ると、しばらくすると、体がだるくなり、ある日、いつも以上に寝てしまうことになります。
せっかく睡眠時間を削っても、そんな日が1日でもあれば、無駄になります。
また、睡眠不足が続くと、体調も崩しやすくなります。風邪などで体調を崩して、1日、2日、休んでいたら、それこそ、意味がありません。
睡眠時間をしっかりとり、体調管理をして、睡眠による記憶の定着をうまく利用しましょう。
寝る前の1時間か30分は、暗記の時間として確保し、朝、出発するまでに、30分確保して、その時間で「とにかく回転法」で暗記するのが、時間でいうと最も効率的といえるかもしれませんね。
まとめ
- 寝る前に記憶したいことを読んで、そのまま眠りましょう。そして、朝起きてすぐに復習するのが効果的です。
- 睡眠によって、記憶が定着しますし、睡眠不足になると、起きている時の効率が悪くなるので、睡眠時間はしっかり確保しましょう。
次回は、暗記についてのまとめとなります。
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あさだ よしあき
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