暗記が苦手な人でも簡単に暗記「皿回し暗記法」(3)
現代人は、古の人より、圧倒的知識を有したが、果たして賢くなったかどうか、疑問をもっている、あさだです。
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続けて暗記の説明をしたいと思います。
どの試験でも、暗記を避けて通ることはできません。
試験によっては、暗記のみで、合格点をとれる試験もありますし、暗記だけでは合格点がとれない試験でも、基本的なことは暗記した上で、応用問題を解くことになります。
試験に合格しなければ、次のステップに進めないのならば、覚えることに意味があるかどうかの問題ではなく、合格するために、覚えなければなりません。だからこそ、効率的に覚えることが大事になります。
どうすれば、効率的に覚えることができるのか。勉強のコツも、学んだことは復習することにありますが、暗記のコツも「忘れる前に反復する」ことにあります。
その暗記のコツを方法化したのが「とにかく回転法」「皿回し暗記法」です。
とにかく回転法とは
「とにかく回転法」「皿回し暗記法」と聞いてイメージがわく人はいないでしょうが、この暗記法の内容は、実は、どの資格の専門学校でも、当たり前のように、言われていることです。
私も通っていた専門学校の先生から、同じようなことを聞きました。
今回は「とにかく回転法」について、説明したいと思います。
「声を出す」のがポイント
「とにかく回転法」は、まず「声を出す」のがポイントです!
声に出して本を読んだり、単純計算をしたりすると、脳が活性化されることは、最近、よくテレビなどで紹介されるようになりました。
声を出して読むことによって、脳を活性化させます。
「とにかく」「回転」とは
「とにかく回転法」の「回転」とは、授業・講義で聞いた範囲があるとするとその範囲を1度、声に出して読めば、1回転したといいます。
その範囲を2度、声に出して読めば、2回転したといいます。
「とにかく回転」ということは、その範囲を、1回、2回じゃない、とにかく何回も声に出して読むことをいいます。
「とにかく回転」ですが、ただ回転させればよいのではありません。
エビングハウスの忘却曲線で説明されるように、時がたつほど、忘れてしまいます。
速く回転させることにより、「忘れる前に反復する」、忘れてしまう前に、再度、読むことができます。
この繰り返しによって、定着度が増していきます!!
では、どうすれば、速くとにかく回転させることができるか。
これは「ただ、何も考えず、繰り返し、声に出して読む」に尽きます!!
これなら、頭も使わず、才能も関係ない。誰でもできます!!
だから「とにかく」「回転」なんです。
繰り返し声に出して読めば、口が慣れて、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目と、速く読めるようになります。
速く読めるようになれば、1回転させる時間が短くなりますので、たくさん読むことができるようになります。相乗効果ですね。
これにより、速くとにかく回転させることができるようになります。
定着度も増していきますので、暗記も簡単にできるようになります。
1回、2回、読んだぐらいでは、ほとんど、頭に入りませんが、繰り返し読み続けると、ある時、口でスラスラ言えるようになります。
意識しなくても、口が先に動いて、言っているような感覚を覚えます。
覚えたい個所の8割ぐらいが頭に入っていることに気づきます。
さらに、繰り返して読み続けると、100%に近づいていきます。
まとめると、
- とにかく声に出して読み始める
- 速く読めるようになる
- 短い時間でたくさん読めるようになる
- ある時、一気に定着度が増している感じがする。ラストスパート!
- いつの間にか暗記している
医学的見地からの「変性」
「ホントに、そんな簡単にいくんですか?」そう思われる方もあるでしょうから、参考までに、医学的見地からの情報をご紹介いたします。
友人の医師から聞きました。
脳の記憶を司る神経細胞がどのようにして記憶を長期化するのかということが、最近、分かってきました。
神経細胞への刺激は電気信号で行われています。
その電気信号を、続けて、同じ神経細胞に与え続けると細胞は「変性」を起こします。
「変性」というのは、生タマゴが熱によってゆでタマゴになるように細胞がその性質を変えてしまうことです。
この「変性」が起こると再び元の状態には戻らなくなります。ゆでタマゴは2度と生タマゴにはなりません。
この「変性」が記憶を司る神経細胞に起こると、記憶が長期化するということが分かっています。
ここでのポイントは「続けて」「同じ」です。
覚えたいことがあれば、何度も復習するといいのは、そのためでもあります。
次回も、続けて、説明したいと思います。
まとめ
「とにかく回転法」
1.とにかく声に出して読み始める
2.早く読めるようになる
3.短い時間で大量に読めるようになる
4.ある時、一気に定着度が増している感じがする
5.いつの間にか暗記している
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あさだ よしあき
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