暗記が苦手な人でも簡単に暗記「皿回し暗記法」(1)
三国志が大好きな、あさだです。
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どの試験でも、暗記を避けて通ることはできません。
試験によっては、暗記のみで、合格点をとれる試験もありますし、暗記だけでは合格点がとれない試験でも、基本的なことは暗記した上で、応用問題を解くことになります。
今回から「暗記が苦手」と言う人でも簡単に暗記ができる「皿回し暗記法」を紹介していきたいと思います。
目次
試験問題は大きく2つに分かれる
試験問題は大きく2つに分かれます。
1.覚えているかどうかを問う問題
2.理解しているかどうかを問う問題
1.覚えているかどうかを問う問題
覚えていれば、すぐに書くことができますが、覚えていなければ、どれだけ悩んでも、自分の頭の中で、グーグル検索をかけても、ヒットしません。
2.理解しているかどうかを問う問題
時間をかけて解く問題なので、勉強するときも、わからなければ、すぐに答えを見るのではなく、すぐにわからなくても、よく考えることが大事になります。
覚えているかどうかを問う問題は、どのようなプロセスを通ろうとも、試験の日までに覚えて、正しく書ければよいわけです。
ならば、どの方法でも覚えられるでしょうが、もっと簡単に、もっと負担なく、暗記する方法があれば、その方法で暗記した方が効率的です。
それで浮いた時間を「理解しているかどうかを問う問題」を考える時間にかけたらよいでしょう。
スマホ時代に暗記することに意味があるのか
そもそも、これだけ、インターネットが普及して、スマホでグーグル検索ができる現代において、ただ意味もなく、覚えることにどれだけ価値があるのか、疑問です。
しかし、試験は、合否を出さねばならない以上、ペーパー試験になりますので、どうしても、ただ意味もなく、覚える問題が出題されます。
試験に合格しなければ、次のステップに進めないのならば、価値があるかどうかの問題ではなく、合格するために、覚えなければなりません。
だからこそ、効率的に覚えることが大事になります。
試験とは関係なく、何かを学ぶ時は、最低限、大事なことは、たとえ、すぐにスマホで検索できても、自分の手帳にメモ書きされていても、覚えて、自分の頭に入れておく必要があります。
それは、本当に自分のものにするためには、覚えておかねばならないからです。
意味がわからずに暗記するのは一見不合理だが合理的な点がある
最初から、意味が全部、わかって覚え始める、そんなことばかりではありません。
特に、子供の時ならば、なおさらです。
意味を理解しなくても、それを問題にせず、まず暗記します。
これは、いい方法なのでしょうか。
実は、世界どこの国でも、古典的な教育はこれで始めているのです。
「それは、科学が進歩していない時代のやり方で、現代には、あわない方法だ」
このように思う人もあるでしょう。
ところが、一見不合理に思えるこの方法の中に、極めて合理的と思われる点があるのです。
それは、意味もわからず暗記していた文章が、暗記した後に、徐々にわかってくる、という点です。
覚えていなければ、解説等を読んで、意味を理解したと思っても、すぐに忘れてしまいます。
しかし、まず暗記し、その後、解説等を読んで、意味を理解していったらどうでしょう。
意味を理解したら、忘れにくくなり、定着します。
これこそ本当に「その人のものになった」といえるのではないでしょうか。
いずれにしても、何かを覚える際、効率的に覚えることは大事になります。
では、どうすれば、効率的に覚えることができるのでしょうか。次回から説明したいと思います。
まとめ
・試験問題は、大きく2つに分かれます。
1.覚えているかどうかを問う問題
2.理解しているかどうかを問う問題
1を効率的に覚えて、2のための時間を捻出するのが大事です。
・深く学びたいならば、まず覚えてから、意味を知ると、その人のものになります。
さらに続きます。
(関連)
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あさだ よしあき
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