「パレートの法則」は仕事にも勉強にも通じる
こんにちは。大学の勉強は、生物は化学みたい、化学は物理みたい、物理は数学みたい、数学は哲学みたいに思った、あさだです。
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今回は、有名な「パレートの法則」から勉強法を説明したいと思います。
パレートの法則とは
パレートの法則とは、イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見しました。
「8:2の法則」とも言われ、さまざまな分野で用いられています。
例えば、会社の売上でいうと「会社の売上の80%は社員の20%が生み出している」ということになります。
大学の試験、資格試験でいうと、「試験範囲全体の20%から、80%が出題されている」ということです。
高校までの試験と違い、大学の試験、資格試験の範囲は、ものすごく広いですから、全範囲から、まんべんなく、出題されることはありません。
20%、80%の数字よりも、全範囲ではなく、ある一部分から出題されることを、言語化されていると思えばよいです。
また、パレートの法則は「重要項目である20%を押さえれば80点はとれる」ともいえます。
やみくもに、全範囲を勉強するよりも、重要項目をしっかり勉強した方が効率がいいということを表していると言えます。
重要項目の20%は知るにはどうすればよいのでしょうか。
それが「過去問」なんです。
「タイムマシン法」でも説明した通りです。
このパレートの法則は「タイムマシン法」と同じことを言っています。
満点を取るのではなく合格点を取ればいい
もう1つ「パレートの法則」「8:2の法則」が存在します。
それは、試験で100点を取るのに必要な勉強時間を10時間とすると、80点取るのに必要な勉強時間は2時間なのに、それを更に100点取ろうとすると、残りの8時間が必要になる、というものです。
何事も、ある程度までなら比較的、楽にたどりつけますが、「極める」となると一気に莫大な時間と労力を要します。
大学の試験、資格試験も、満点合格を目指す必要はなく、合格点を目指せばよいので、8割もとれれば十分な場合が多いです。
「満点を取るのではなく合格点を取ればいい」というマインドになっているかどうかが大事です。
満点をとろうと思うと、あれも勉強しなければならない、これも勉強しなければならないと思い、いろいろと手を広げてしまいます。
しかし、時間には限りがありますから、手を広げると、確実に解ける問題が少なくなり、結果的に、合格点に届かなくなります。
また、満点をとろうとすると、苦手な分野も克服しなければなりませんので、「自分はダメだ」と思いやすくなります。
「満点をとらなくてもよい、苦手なところは捨てて、自分の得意なところで、点数を稼ごう!」
このように心の向きを変えると、前向きに勉強を続けやすくなります。
自分の得意分野ができるようになってから、時間があれば、苦手なところに、チャレンジしてみるとよいでしょう。
「パレートの法則」は、それを示してくれています。
遠いようで合格への近道「一意専心」
短期間で、資格取得した人は、間違いなく、これを実践した人でしょう。
私もそうでした。
いろんな参考書や問題集をやるのではなく、一つ決めた参考書や問題集を徹底的にやった方が間違いなく合格に近づきます。
一つの参考書や問題集を繰り返すのは単調です。
それで、思わず、別のものを手にとってしまうのですが、そんな時は「パレートの法則」を思い出して、その誘惑の魔の手を振り払い、同じものを愚直なほどに、繰り返していきましょう。
それが、実は、遠いようで、合格への近道なのです。
専門学校は、それを教えてくれます。(決して専門学校に通うのを勧めているのではありません)
その為にも、どの専門学校にするか、どの参考書、問題集を勉強するか、しっかり情報を入手して、選ぶ必要があります。
まとめ
・パレートの法則から、大学の試験、資格試験でいうと、「試験範囲全体の20%から、80%以上が出題されている」
・もう一つのパレートの法則から、試験で100点を取るのに必要な勉強時間を10時間とすると、80点取るのに必要な勉強時間は2時間なのに、それを更に100点取ろうとすると、残りの8時間が必要になる。
・大事なところはどこか、過去問や専門学校が教えてくれます。一つに決めたら、徹底的にやりますので、一つを決める為にしっかり情報を入手しましょう。
この考えは、勉強だけでなく、仕事にも通じることだと思います。勉強法に通じる人は、仕事も効率よくできる人です。
次は「暗記」について、説明したいと思います。
(関連)
→ 勉強法って何?知らないと損する目からウロコの勉強法(1)
→ 試験対策で最も有効な方法「タイムマシン法」(1)
あさだ よしあき
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