試験対策で最も有効な方法「タイムマシン法」(2)
こんにちは。数学は実は暗記科目と教えている、あさだです。
「勉強法」のセミナー開催、メルマガで情報発信をしています。
前回から「タイムマシン法」を紹介しています。
これは試験対策で最も有効な方法の一つです。私もこの試験対策の方法で、大学時代、一つも単位を落とすことはありませんでした。
「タイムマシン法」とは、タイムマシンにのって未来の試験問題をゲットする、ということではなく、以下の方法です。
- なるべく早めに過去問をゲットする
- とりあえず、まったく分からずとも目を通す
- 授業・講義で持ち込む
- 過去問に関連する授業・講義のときは特に真剣に聞く、問題の解き方など書きこんでしまう
- 授業・講義中に、一度、自分で解いてみる
大学の試験ぐらいでしたら、この試験対策の方法で十分に合格点はとれると思います。
過去問は、試験前に手に入れるのではなく、授業が始まったら、すぐに入手すべきものなのです。
資格試験のように、過去問が公開されていて、誰でも簡単に入手できるならよいですが、大学の試験のように、公開されていないものは、どうすれば手に入れることができるのでしょうか。
また、過去問のない試験については、どうすればよいのでしょうか。
目次
大学の試験のように過去問が公開されていない場合の試験対策
教授からもらえる場合もありますが、普通は、先輩からもらうしかありません。
しかし、自分が知っている先輩で、同じ教授の授業を受けている人がいるかどうか、わかりません。
また、いない確率の方が高いでしょう。
では、どうすれば、入手することができるでしょうか。
それには、人間関係を広げるしかありません。
自分が知っている先輩はもっていなくても、自分の友人の先輩がもっているかもしれません。
人間関係を広げることによって、過去問を入手できる確率を上げることができます。
具体的にはどうすればよいのでしょうか。
授業では、いつも前の方に座り、きれいにノートをとります。
ノートのコピーをとらしてほしいという人があれば、喜んで依頼を受けましょう。
前の方に座っている人に挨拶をして、仲良くなりましょう。
これほど大事な試験対策はないのです。
昔から「智恵を貸す」「智恵を借りる」といいます。
智恵は、情報の中でも、質の高いものです。
質の低い情報は、誰でも簡単に共有されますが、質の高い情報は、一部の人にしか共有されない性質があります。
実は、質の高い情報である智恵は、貸し借りされるものなのです。いつももらうばかりでは、貸し借りになりません。
前回は教えてもらったから、今回は私が教えよう。
これが、貸し借りです。
ということは、質の高い情報を得ようと思ったならば、自分が智恵を貸す、質の高い情報を提供できる人間になるのが大事です。
もらうことしか考えていない「くれくれ族」は、質の低い情報を得ることはできても、質の高い情報は得られず、いつも「くれくれ」ばかり言っていますから、やがて嫌われて、何ももらえなくなります。
では、どうすれば質の高い情報を提供できる人間になれるのか。
それは、授業を毎回出て、きれいにノートをとれば、そのノートは、質の高い情報になるわけです。
ですから、前の方に座り、他の人から「あいつは、いつも授業に出てノートを取っている」、そういう人だと知ってもらいましょう。
ノートの情報を提供することによって、過去問が私のところに、舞い込んでくるのです。
これも立派な試験対策です。
過去問がない試験の場合の試験対策
これは、真面目に授業に出るしか方法はありません。
必ず授業は前で聞く
後ろで聞くと眠たくなりますが、前ですと、眠たくなっても、教授の前ですから、居眠り対策になります。
教授に知ってもらう
授業を前で聞くことにより、教授に知ってもらう。
授業の内容は、その授業のときに理解するように努める
わからないところがあれば、前に座っている、わかっていそうな友人にすぐに教えてもらう。
もしくは、教授に聞きに行きます。後から聞こうと思っていると、聞くこと自体、忘れてしまいます。
授業の質問をする学生を、嫌いに思う教授は少ないと思います。
いろいろと質問する中で、どこが大事か、どこが試験に出るか、そのヒントを教えてもらえることになると思います。
これもまた大事な試験対策といえます。
まとめ
・授業では前に座り、ノートをしっかりとる。質の高い情報を提供できる人間になる。
・授業中、授業が終わった休み時間までに、わからないところは、なくす。教授に質問をする。
これらは、試験対策の勉強法とはいいますが、本質は、仕事にも通じますので、自分の勉強法を確立できている人は、仕事も効率的にできる人間になれます。
次回は「パレートの法則」から説明したいと思います。
(関連)
→ 勉強法って何?知らないと損する目からウロコの勉強法(1)
→ 暗記が苦手な人でも簡単に暗記「皿回し暗記法」(1)
あさだ よしあき
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