怒りに支配される人・コントロールできる人との違い
こんにちは、みさきです。
「怒りの心」と一言でいっても、怒りを表す言葉はいろいろあるものです。
「腹が立つ」「イライラする」「キレる」「逆上する」「激昂する」「目くじらを立てる」「憤る」「頭に血がのぼる」「カチンとくる」「ブチギレる」など、パッと思い浮かぶだけでもいろいろ出てきますね。
それだけ怒りの感情は私たちの人生と切っては切れない関係であり、影響を及ぼすものといえるようです。
怒りに支配される人・コントロールできる人との違い
怒りの感情に支配されてしまうと、人生にさまざまな弊害が出てきます。
怒りに支配されるほど、人を不幸にさせるものはありません。
もし怒りをコントロールできれば、どんなにこそ生きるのは楽になるでしょう。
そこで怒りに支配される人と怒りをコントロールできる人はどこが違うのか、どのような特徴の違いがあるか、考えてみたいと思います。
怒りに支配される人
・不機嫌な表情をしている
・他人に怒りをぶつけ、人間関係が悪化する
・他人から近づきにくい人と思われ、チャンスに恵まれなくなる
・怒りをいつまでも覚えており、心が落ち着かない
・怒りが蓄積していくと、免疫機能が低下し、病気になりやすい
怒りをコントロールできる人
・他人から好印象を持たれる
・話しやすく、部下が働きやすい。家族環境が円満
・冷静な判断ができるので、チャンスに恵まれる
・いつも心が安定している
どちらも共通しているのは、「怒りの心」がある、ということです。
怒りの心は、どんな人も持っています。
仏教では瞋恚(しんに)といい、108ある煩悩の中でも特に強い「三毒の煩悩」の一つに数えられています。
怒りはなくならないと受け止めれることができれば、キレやすい自分に過度に自己嫌悪になる必要もなくなります。
ポイントは、怒りをコントロールすることであり、これが人生を好転させるポイントなのです。
怒りやいらだちをコントロールする方法
では怒りやいらだちをコントロールするにはどうしたらいいか、お勧めの方法を紹介いたします。
①自分の気持ちに正直になる
自分の怒りの心に気づくことは、怒りをコントロールする第一歩だと思います。
自分はどんなことに苛立ちや憤りを感じるのか、怒りの原因が明確になると不思議と心が落ち着いてきます。
たとえば、部下がよく遅刻してくることにイライラする原因を探ってみましょう。
遅刻の多い部下に、他の同僚が皆イライラしているかというと、気にならない人もあります。
遅刻する人にイライラするのは、時間を厳格に守ることを、とても大切にしている人だからでしょう。
時間を厳守することは大変良いことですが、苦手な人もいます。
人はそれぞれ性格に偏りがあり、得意なこと苦手なことがあり凸凹しています。
怒りを冷静に見つめていくと、自分がイライラする原因が特定でき、気持ちが落ち着いてきます。
②一緒に腹を立てないようにしよう
腹を立てないのではなく「一緒に」腹を立てないことが秘訣です。
先ほど述べましたように、私たちは怒りの心を無くすことはできません。
腹を立てた相手に直接怒りをぶつけてしまうと、相手も反発し、怒りが自分に返ってきます。
怒りのぶつかり合いになりますので、人間関係が悪化してしまいます。
腹が立ったときは、一緒に腹を立てず、後で信頼できる他人に話を聞いてもらったり、怒りの感情を正直に書き出すことがお勧めです。
③怒りの原因となる場所(人)から離れる
イライラが昂って、どうしても治らないときは、その場・その人から離れることも一つの方法です。
好きなものを食べたり、趣味を楽しんで心が落ち着いてきたら、①の自分の気持ちに向き合えると思います。
④仏教をきいてみる
高僧である源信僧都がいわれた言葉に「よもすがら 仏の道を求れば わが心にぞ たずね入りぬる」とあります。
仏教では、本当の自分を知るのに心を最も重視しています。
心で何を思っているかをよく知ると、自分の言動が変わり、人生を変えていくことができるからです。
みさき
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