悪い習慣をやめるには?頑張らずに行動を変える3つのポイント


いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。

ダイエットしたいから間食をやめたい。
夜更かしする習慣を変えたい。
運動をしても三日坊主で終わってしまう。

自分の習慣を変えようと思い立つタイミングは誰にでもあります。
ところが、思うようにできている人はなかなかいないようです。
悪い習慣をやめないとあとで自分が困ることになるのですが、なかなか実行ができないんですよね。

今回は悪い習慣をやめるにはどうしたらよいか、考えてみたいと思います。

決意で習慣は変えられない

現状のままではいけない、と思ったとき、私たちは「〇〇をやめよう」「〇〇をしよう」と決意します。
しかし、多くの場合それは最初だけで、時間が経つにつれて決意が揺らいでくるのではないでしょうか。

人間の心を仏教では「機」と言われます。
機械はボタンを押されるなどして、外から働きかけられてようやく動き出すでしょう。

同じように、人間の心も外からの影響によってどのようにも動いてしまうものです。
コロコロ変わり通しで、少しも落ち着く間がありません。

ですから、コロコロ変わる心では、決意をしてもすぐに揺らいでしまうのです。
決意だけで習慣を変えることはできないでしょう。

欲に流されるのが人間

また、私たちには欲があります。
欲とは、108ある煩悩の中のひとつで、代表的なものに5つあります。

・食欲…食べたい、飲みたいという心
・財欲…1円でも多くお金が欲しい、損したくないという心
・色欲…異性を求める心
・名誉欲…褒められたい、嫌われたくないという心
・睡眠欲…眠たい、楽がしたいという心

間食がやめられないのは食欲ですし、運動を面倒だと感じるのは睡眠欲があるからです。
欲を満たすことに喜びを感じる私たちは、いけないと思いつつ、流されてしまうのではないでしょうか。

行動を変える3つのポイント

自分の性質を理解したら、決意ではどうにも変えられないことが分かります。
では、どうすればいいのでしょうか。

3つのポイントを見ていきましょう。

➀ハードルを低くする

睡眠欲があり、元来頑張りたくないのが人間です。
そんな人が突然変わろうとしても三日坊主で終わってしまうでしょう。

目標を高く設定しすぎると、やる気がみなぎる最初はよくても、後が続きません。
続けるためには、できることから一歩ずつやっていくことが大切ではないでしょうか。

運動なら、1日10分でも20分でも歩くようにするとか。
いつもより10分だけ早く寝るように決めるとか。
できそうだと思える範囲で、なるべくハードルを低く設定して取り組んでみましょう。

➁欲をうまく利用する

私たちは欲に流される生き物です。
どのみち欲に動かされているのなら、上手く利用するのも一つの手でしょう。

間食をやめると、どれだけお金が浮くのかを計算してみるとか。
体重を毎日測るようにして、少しでも痩せるように意識を向けるとか。
これは、財欲や名誉欲を利用して、食欲を抑える方法です。

自分の心に合わせて、実行しやすい方法を選んでみてください。

③環境を整える

私たちには頑張りたくない心があるので、簡単に悪い習慣に流されてしまいます。
習慣を変えるためには、環境づくりが欠かせません。

お菓子が家にあると誘惑に負けてしまうならば、そもそもお菓子を買わないとか。
一緒に住む家族に管理してもらうとか。

ウォーキングをしたいなら、装備を揃えて、毎日何時と決めてしまうとか。
友だち同士でグループを作って、一緒に歩いたり、お互いの成果を報告しあうようにするとか。

やらざるを得ない環境を作ってしまえば、おのずと続けられるのではないでしょうか。

まとめ

悪い習慣を変えたいと思ってもなかなか実行に移せないことはないでしょうか。
それは、自分自身の心のメカニズムを知ることで対処できます。

私たちの心は変わりやすく、欲に流されやすい。
そうと知れば、対処方法も見えてきます。

①ハードルを低くする
②欲をうまく利用する
③環境を整える

この3つを意識して、ぜひ良い習慣を身につけていきましょう。

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わか

チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!
心が穏やかになった人へ
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