つらいときこそ他人のせいにしないほうがいい|解決のヒントは自分の中に
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
つらいことは、立て続けに起こることがあります。
どうして悪いことばかり重なるのでしょうか?
つらいことが続くのは、悪循環に陥っているからかもしれません。
今回は、悪循環から抜け出すために大切なことは何か、書いてみたいと思います。
悪いことが続くのは誰のせい?
自分に悪いことがあったとき、私たちはどのように考えるでしょうか?
あの人が自分勝手に行動するから。
助けてくれない家族のせい。
理解のない職場が悪い。
そんなふうに原因を外に探しているのではないでしょうか。
当然、それらのこともまったく無関係ではないでしょう。
周りのことを考えてくれる友達、困った時に助けてくれる家族、理解ある職場であるに越したことはありません。
ただ、そこを責めても根本的な解決にならない場合が多いのです。
大切なのは、正しく原因を見極めること
こんな話があります。
顔をしかめて飛んでゆくフクロウを、連れのハトが呼びとめた。
「おいおい、そんなうかぬ顔して、どこへいく」
さびしそうに、フクロウが答えた。
「知ってのとおり、この里の者たちは、悪い声のオレを嫌うので、所を変えようと決心したんだよ」
くくと笑って、ハトは、
「それはムダだよ、フクロウさん。いくら所を変えたって、おまえの声を変えないかぎり、いく先の者はやはり、おまえを嫌うだろう。
古巣を捨てる覚悟があれば、声を変える努力を」
と、忠告したという。
(『新装版 光に向かって100の花束』より)
周りの人や環境が悪いから変えようと考えて、職場を変えたり、離婚という道を選んだりする人もいます。
それで状況が改善される場合もありますが、環境が変わってもつらいことが続く場合が多いようです。
それは、このフクロウのように原因を間違えて対処しようとしているからではないでしょうか。
まず正しく原因を見極めなければ、状況はいつまでたっても改善できないのです。
悪循環から抜け出す簡単な方法
つらいことが続くのは、原因を他人や環境など、「外」に見出そうとしているからかもしれません。
本当の原因は違うところにあるので、根本的な解決ができず、悪循環に陥っていることが考えられます。
悪循環から抜け出す一番簡単な方法は、自分の行いを変えることです。
仏教では「自因自果」と言われ、自分に起こる結果のすべては自分のまいたタネによるものと教えられます。
外に目が向きがちな私たちは他人のせいにしてしまうことがよくありますが、実は解決の大きなヒントは自分の中にあるのです。
他人や環境を変えるのは大変なことでも、自分の考えや行動を変えるのは簡単でしょう。
悪いことがあったとき、他人に目を向ける前に、まず自分の行動を振り返ってみてください。
改めて考えてみると、自分の改善すべき点が見つかるのではないでしょうか。
それが、つらい状況から抜け出す一番の近道なのです。
わか
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