物事が続けられないのはなぜ?必要なのは熱意ではない


いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。

何か一つ続けてみようと思って、毎日のウォーキングを始めたけれど、1週間も続かなかった。
自分は飽きっぽいから物事を続けるのは無理なのかもしれない」

友人がこのように話していました。

続けることが大事と聞いて頑張ろうと思っても、途中でやめてしまうこともあるかもしれません。
続けることってなかなか難しいんですよね。

今回は、物事を続けるために必要なことは何か考えてみます。

熱意だけでは続かない

続かないのは熱意が足りないからだと言われたりします。
たしかに、意欲がなければ何事も続けることはできないでしょう。
熱意も一つの大事なポイントです。

ただ、熱意はとても冷めやすいものではないでしょうか。
熱意というのはつまり心ですが、心はとても変わりやすいものです。

仏教では、人間の心を「機」と言われます。
機械が外からの作用によって動き出すように、人間の心も外からの働きかけでどのようにも動くのです。

オリンピックを見た直後はスポーツ選手にあこがれますが、オリンピックが終わるとその情熱がだんだんしぼんでいくようなものでしょう。
ですから、熱意を当てにしていたら続かないのです。

続けられないのはそういう性格だから?

友人も言っていましたが、「自分の性格的に続けるのは無理」という人もいます。
世の中には続けられる性格の人と続けられない性格の人がいるという考え方です。
性格も全く無関係ではないでしょう。

ただ、人間にはそもそも頑張りたくない心があります。
眠たい、楽がしたいという睡眠欲です。
これは煩悩の一つで、何か続けようと思っても面倒だという睡眠欲に負けてしまうのです。

睡眠欲は誰にでもあるので、一概に性格だけが原因とも言えません。

続けるために必要なのは工夫

では、どうすれば物事を続けることができるでしょうか。
それは、頑張りたくない自分でもできるように仕組化していくことです。

ウォーキングの場合で考えてみましょう。
ウォーキングのために出かけるとなると、最初は良くても、熱意がなくなると面倒になってしまいます。
最終的には睡眠欲に負けてしまうでしょう。

もしも歩くことを習慣化したいならば、何かのついでに歩くことを心掛けてみてはいかがでしょうか。
毎朝通勤するときに、あえて車を通用口から一番離れたところに停めてみる。
スーパーに行ったら、買うものを考えながらとりあえず何周か歩き回ってみる。
足踏みしながらテレビを見る。

自分の日常に続けたいことを少しプラスしていけば、無理なく実行できるのではないでしょうか。

まとめ

物事を続けるのはなかなかに大変です。
それは、心は変わりやすいものですし、私たちには頑張りたくないという睡眠欲の心があるからです。
ですから、やる気や熱意だけをあてにしていると、続かなくなってしまいます。

まずは、心変わりしやすい自分、頑張りたくないのが自分と理解することが大切です。
そのうえで日常生活のついででできる仕組みを考えて取り組んでみてはいかがでしょうか。

継続は力なりで、少しでも続けていきたいですね。

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わか

チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!
心が穏やかになった人へ
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