劣等感を克服するには?自分に価値があると知っておくことが大事
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
仕事でも、プライベートでも、自分と他人を比べることはよくあります。
他人よりも勝っていれば喜べるでしょうが、劣っていたらどうでしょうか。
「自分なんて…」と落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
他人と比べて落ち込むことが多い人は、どうすればよいのでしょうか。
大事な考え方をご紹介したいと思います。
いつも何かと比べている私たち
劣等感を感じるなら比べなければいいという意見もあるかもしれません。
しかし、それはとても難しいのです。
比較相対の世界に生きているのが私たちだからです。
テストが返ってきても、自分の点数だけではいいも悪いもわかりません。
平均点と比べてどうか、友だちと比べてどうかで判断するでしょう。
健康診断でも、基準値があるからこそ、それと比べて問題なしか再検査かを判断しているのです。
同じように、早い遅い、軽い重い、長い短い、明るい暗い、すべて何かと比べなければ判断できません。
ですから、落ち込むと分かっていても比べずにはいられないのでしょう。
比べる対象は常に変化している
他の対策として、自分よりも下の人と比べる、過去の自分と比べるというものがあります。
たしかに、自分よりも劣っている人と比べれば優越感に浸れるかもしれません。
過去の自分と比べれば、できないことができているので喜べることも多くあるでしょう。
ただ、それもずっと当てはまるものではありません。
仏教では諸行無常と言われますが、すべてのものは常に変化し続けています。
自分よりも劣っていると思っていた人が自分を超えていったり、年を重ねるにつれてできなくなっていくこともあります。
比べる対象はどんどん変化していきますから、私に常に喜びを与えてくれるわけではないのです。
何があっても自分には価値がある
私たちは、他人や過去の自分と比べて何かできるようになったり、能力を身につけることで評価を得ています。
そこに価値があると考えているのです。
しかし、それらは変化するので、非常に不安定なものでしょう。
仏教では、どんな人であっても、平等に価値があると教えられています。
それを表されたのが、お釈迦さまの「天上天下 唯我独尊」というお言葉です。
能力があるとか、どんなステータスを持っているかなど関係なく、皆同じように尊い使命を持っている。
だからこそ、比べるまでもなく一人ひとりの命には大変な価値があるのだと言われているのです。
「天上天下 唯我独尊」について詳しくお知りになりたい方は、こちらの記事をご覧ください。
お釈迦さまの「天上天下唯我独尊」の本当の意味をご存知ですか
まとめ
誰しも、人と比べて劣等感を持ってしまうことはあるものです。
それは、私たちが比較相対の世界に生きているからでしょう。
しかし、比較の対象としているものは常に変化していますから、不安定なものです。
それでは劣等感を感じざるを得ないでしょう。
仏教には、能力やステータスに関係なく、一人ひとり平等に価値があると教えられています。
自分に価値があると知ることで、どんな自分でも受け入れられるようになっていくのではないでしょうか。
わか
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