伝わらないのは言葉が足りないからかも?伝わる話をするための3つのポイント
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
時々、人に何かを説明しなければならないことがあります。
そんな時に、「いまいち伝わらないなあ」と感じたことはないでしょうか。
相手に伝わらないのには、どのような原因があるのでしょうか?
伝わり方は人それぞれ
世の中には様々な人がいます。
価値観も、経験も、一人ひとり異なっています。
赤と聞いてイメージするものもそれぞれ違うでしょう。
自分と同じくポストを連想した人がいても、私はあのスーパーのポスト、あの人は近所の郵便局のポストと、まったく同じポストではないと思います。
仏教では、一人ひとりが自らの作り出した業界(ごうかい)に住んでいると教えられます。
業とは行いのことですから、行いによって作り出された世界ということです。
兄弟でも双子でも、みんなそれぞれ行いは違いますから、業界も違うのです。
だからこそ、同じ講演を聞いていても感想は違うし、受け取り方も異なります。
伝わり方は人それぞれでしょう。
「言わなくても分かる」は間違い
日本人はハッキリ物を言わない傾向にあるようです。
ですから、「言わなくても分かってよ」「雰囲気で察してよ」という思いを、多くの人が持っているのではないでしょうか。
しかしすでに書いたように、私たちはみんな一人ひとりの業界に住んでいます。
違う世界に住んでいる人同士が、すべてを分かり合うことはできないでしょう。
言わなくても分かってほしいというのは、実はかなり難しいことなのです。
はじめから全く違う環境の人だと分かっていたら、それだけ説明も丁寧になるのではないでしょうか。
同じように、相手がどんな人でも言葉にしなければ伝わらないのです。
伝わる話をするためのポイント
伝わる話をするためには何を心掛けたらよいのでしょうか?
上記のことを踏まえ、ポイントを3つご紹介したいと思います。
➀言葉を省略しない
1つめには、言葉を省略しないということです。
説明を手短にしようと思うと、どうしても言葉を省略したくなるでしょう。
しかし、言葉を省略すると肝心な部分が伝わっていなかったり、間違って伝わっていることがよくあります。
「あの件、進んでる?」と言われても、複数の案件を抱えていたらどの件か分かりません。
「前に話してた日時でお願いしますね」だと、お互いに日にちを誤解している可能性があります。
「昨日話していた取引先の件」とか、「12月15日の14時にお願いします」など、具体的であればあるほど誤解がなくなるでしょう。
➁相手の分かる言葉を使う
以前、家電量販店に行ってパソコンを探していた時、店員の人に声をかけられました。
一生懸命説明してくれるのですが、専門用語ばかりでよく分からず、辟易した覚えがあります。
自分にとってはよく使っていて、慣れている言葉でも、相手が分かるかは別です。
年配の方だと流行りのカタカナ言葉は分からないことが多いかもしれません。
逆に若い人は、古風な言葉を聞いたことがない場合も多いでしょう。
ですから、言葉は相手に合わせて使い分けなければなりません。
専門用語はかみ砕いたり、流行りの言葉は一般的な言葉に直すなど、相手に合わせた工夫が必要です。
③あいまいな言い方をしない
また、あいまいな表現をしたために正確に伝わらないこともあります。
特に、語尾はあいまいにしがちではないでしょうか。
自信がないためにハッキリ断言できないこともあるでしょう。
しかし、聞いている人が「結局言いたいことがよく分からなかった」となっては残念です。
何かをしてほしいなら、「〇〇をしてください」と明確に言う。
説明するときには、結論をハッキリ伝える。
なるべく不明確な部分をなくすことが大切なのです。
まとめ
人に何かを伝えるとき、まず理解すべきなのは「受け止め方は人それぞれ」ということです。
私たちは一人ひとりが違う世界に住んでいるので、言葉にして伝えなければ分からないことばかりなのです。
人に話をするときには、以下のことを心掛けてみてはいかがでしょうか。
➀言葉を省略しない
➁相手の分かる言葉を使う
③あいまいな言い方をしない
相手の立場に立って伝えることを心掛けたいと思います。
わか
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