感謝の気持ちを持つ人は幸せになれる|すべてのことは当たり前ではない
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
年末、配送業者に勤める人は本当に大変だそうです。
1日に膨大な量の荷物を運ばねばならず、食事する間もないまま配達を行っていると聞きました。
そんな中、荷物を受け取る人の反応は様々なようです。
ある人は届けてもらったことに感謝して、配達員の人にドリンクなどを差し入れしている。
ある人は、荷物が遅れたことに腹を立て、厳しい言葉を投げつける。
この反応の違いは、どこからくるのでしょうか?
「当たり前」のつけどころで考え方が変わる
ある日、休日に友人と川沿いを歩いていると、清掃業者の人がゴミ拾いをしています。
それを見た友人が「ああやって道をきれいにしてくれるのは、ありがたいよね」と言っていました。
私はなんとなく「仕事でやっているんだな」と見ていたので、友人の言葉に自分の考え方を反省したのを覚えています。
もしも清掃業者の人がいなければ、道は汚れたままです。
本来誰かがやらなければいけないことを代わりにしてくれているのだから、清掃業者の人には感謝して当然なのです。
以前、「自分がさせてもらって当たり前。してもらって当たり前なことは一つもない」と教えてもらったことがあります。
「仕事だから当たり前」ではなく、「代わりにしてもらって有難いな」と思えば、相手に対する見方や接し方は大きく変わるのではないでしょうか。
感謝できる人とできない人の大きな差
「どんなことも当たり前ではない」と思っている人は、ちょっとしたことでも感謝を忘れないでしょう。
逆に、「何もかも当たり前」と思っている人は、ちょっとしたことで不平不満の心が出てきます。
いつも感謝で返してくれる人と、不平不満を言ってくる人とでは、受ける結果が大きく違うでしょう。
当然、信頼され、人が集まってくるのは前者の人です。
家族だから養ってくれて当たり前。
時間を指定しているんだから、時間通りに届けるのが当たり前。
清掃が仕事なんだから、掃除をして当たり前。
そんな風に思っていると、相手に対する接し方も横柄になり、自分が望む結果は決して得られないのです。
感謝はお互いを幸せにする
仏教では、相手の幸せを念じ、行動するままが自分の幸せにもなることを教えられています。
これを自利利他と言われます。
逆に、自分さえよければいいと自分のことしか考えていない心は我利我利と言います。
仏教では、この心を最も嫌われるのです。
当たり前ではないと知り感謝ができる人は、相手を尊重し、大切にするでしょう。
大切にされた相手は、またこちらのことを大切にしてくれるのではないでしょうか。
何事も当たり前ではないということを念頭に置いて、感謝の心で接していきたいですね。
まとめ
どんなことも当たり前だと思っている人は、ちょっとしたことで不平不満が出てきます。
それで相手にひどいことを言ったり、傷つけたりすることもあるのではないでしょうか。
本来は「自分がさせてもらって当たり前」と思えば、やってもらえること自体が有難いと感じるはずです。
感謝の心があれば、接し方も大きく変わります。
当たり前なことは一つもないと知って、お互いに感謝の心で生活していきたいですね。
わか
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