自分らしく生きられないのはなぜ?何を重視するかで生き方は変わる
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
現代は多様性が重視される時代です。
その中でよく聞くのが「自分らしさ」という言葉ではないでしょうか。
「自分らしく生きる」「自分らしさを大切に」などと言いますが、自分らしく生きていないと感じている人は多いようです。
なぜ、自分らしく生きられないのでしょうか?
自分を殺して生きていませんか?
自分らしく生きたいと思っている人は多いかもしれません。
しかし、思うように生きられる人は実際には少ないようです。
「自分らしく生きる」とは、ありのままの自然体で生きることだそうですが、なぜ私たちは自然体で生きられないのでしょうか。
それは、私たちに他人の目を気にする心があるからではないでしょうか。
こんなことをしたら周りの人はどう思うだろうか。
変わったことをして仲間外れにされたら嫌だな。
本当はやりたいことがあるけれど、変に思われたら嫌だという気持ちから、自分を殺してしまっているのかもしれません。
自分らしい生き方を阻む心
仏教では、私たちは煩悩の塊だと教えられています。
煩悩というのは、私たちを煩わせ、悩ませるもので全部で108あります。
中でも代表的なのは、欲、怒り、ねたみやそねみの心です。
他人から好かれたい、悪く思われたくないという心は、名誉欲と言われます。
日本では、「人と同じように生きるのがよい」という昔ながらの価値観が強く残っているようです。
そうなると、一人違うことをしていると奇異な目で見られてしまうのです。
その中生きていくのは大変な勇気がいるでしょう。
それで多くの人が無難に周りに合わせる生き方を選択しているのではないでしょうか。
何を重視するかで生き方は変わる
では、他人の目など気にせず自分の生き方を貫いている人は何が違うのでしょうか。
自分の生き方を貫いている人も、心の中には「すごい人だと言われたい」という思いがあるでしょうから、それもまた名誉欲です。
何を重視するかの方向性が違うだけで、結果的にはみんな名誉欲に動かされているのです。
安定した人生を望む人は周りに合わせて生きることを選ぶでしょう。
せっかくの人生、自分の思うように生きたいと思えば、多少風当たりは強くても自分の道を歩んでいくのではないでしょうか。
「自分らしく」生きることが必ずしもいい人生とは限りません。
それは人生において何を重視するかによって変わってくるのだと思います。
まとめ
自分らしい生き方ができないのは、私たちに他人の目を気にする心があるからです。
変に思われたくない、嫌われたくないという心理から、自分を殺してしまうのではないでしょうか。
私たちのそういった心は名誉欲と言われます。
しかし、自分の生き方を貫いていても根底にはやはり名誉欲があるでしょう。
人生において何を重視するかで生き方は変わりますから、自分らしく生きることが必ずしも重要というわけでもなさそうです。
人生において重要なのはどこに向かって生きるかだとも言われます。
こちらの記事では、人生の目的について書いていますので、よろしければご覧ください。
「生きるためだけに働いてるな、生きてるなぁ」と思う時に、まず大切な生きる方角
わか
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