やる気が出ない時は何が効果的?すぐにできる対処法3選


いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。

やらなければならないけれど、やる気にならない。
そんな時は誰にでもあるものです。
やる気が出ないと、動こうという気が起きないんですよね。

では、どうしても動かなければならない時、どのようにやる気を出せばいいのでしょうか?
今回は、やる気が出ない時の対処法について考えてみます。

やる気があるからできるのではない

私たちはやる気があれば動けると思っています。
実際、やる気になったら物事に集中して取り組めることというのはあるものです。
だからこそ、やる気になったら動き出そうと考えるのでしょう。

ところが、悲しいかな、やる気というのはたいてい長続きしません。
「女心と秋の空」ということわざもありますが、心ほど変わりやすいものはないでしょう。
これは女性だけではなく、すべての人に言えることだと思います。

一時はぐっと気持ちが動いても、だんだんと情熱は冷めていくものです。
ですから、やる気を当てにしているといつまでたっても動けないのです。

本当は動きたくないのが私たち

有名な古典の『歎異抄』には、人間のことを「煩悩具足の凡夫」と書かれています。
「煩悩でできているのが人間」という意味の言葉です。

煩悩は108ありますが、中でも代表的なものが欲の心です。
その欲の一つに睡眠欲という心があります。
少しでも楽がしたい、頑張りたくないという心です。

この心が常に根底にあるので、やる気が出ないのが通常運転だと言えるでしょう。
やる気が出ないのが当たり前だと思って対処していく必要があるのです。

やる気が出ない時の対処法

では、やる気が出ない時にはどのような対処方法が考えられるでしょうか。
ここでは3つの対処法を紹介したいと思います。

➀欲を利用する

さきほど、欲の一つに睡眠欲があると書きました。
睡眠欲の他にも食欲(美味しいものが食べたい)、財欲(お金が欲しい、損したくない)、色欲(異性に好かれたい)、名誉欲(よく思われたい)という心もあります。

私たちの日々の行動は、何かしらの欲に動かされているものだと言われます。
ですから、睡眠欲以外の欲を利用することで、やる気が出ないのを克服できるかもしれません。

人によってどの欲を利用するのがいいかは違いますが、例えば名誉欲を利用するのも一つの手です。
「何日までにこれをやります!」と周りの人に宣言しておくのです。
宣言した以上、やる気が出ないとは言っていられません。
「あの人みんなに宣言してたのに、できてないじゃん」と思われるのは嫌なので、頑張る心が起きてくるでしょう。

この時に大切なのは、あまり近い存在の人を選ばないことです。
緊張感を持つためにも、職場の同僚とか、ちょっとした知り合いなどを選んで宣言するのがよいと思います。

➁環境をととのえる

心は変わりやすいものと同時に、影響を受けやすいものでもあります。
仏教では人間の心を「機」と言われますが、それは機械が外から働きかけられて動き出すように、人間の心も外からの影響でどうにでも動くからだそうです。

テスト勉強でも、周りの友達が勉強していれば勉強しようという心になります。
逆に友達が遊んでばかりだったら、勉強に力が入らないでしょう。

ですから、周りの環境をととのえるというのは大事なことです。
同じチームの人と一緒に作業したり、集中できるように作業場所を移動することも考えられます。

やらざるを得ない環境を作り出すことで、やる気が出なくても取り組むようにはできるのではないでしょうか。

③少しずつの目標を決める

もともとが怠けたい心いっぱいの私たちなので、一度にやろうとしても心が動きません。
目の前の壁があまりにも高いと、よじ上る気力さえ起きてこないのと同じことです。

それなら、今できるくらいのレベルに目標を設定して少しずつ進めればいいのです。
やる気になれば、高い目標でもクリアできるのでしょうが、いつやる気になれるか分かりません。
それよりも大事なのはコツコツと続けていくことです。

「今日はここまでやろう」と決めて、できる範囲で取り組みましょう。
少しでも取り掛かっていれば着実に進んでいきますし、できたことが積み重なって、成功体験にもなるはずです。

まとめ

やる気が出ない時は困りものです。
しかし、人間の性質を見ると、本来はやる気が出ないのが当たり前と言えます。

やる気が出ない時には、次のことをやってみてはいかがでしょうか。
・欲を利用する
・環境をととのえる
・少しずつの目標を決める

「やる気の出ない自分」と割り切って、対処していきましょう。

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わか

チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!
心が穏やかになった人へ
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