誤解するとお互いに面倒|誤解を避けるために大切なこと
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
先日、雑談をしていた時に、「まもう」という言葉が出てきました。
「摩耗」のことかと思っていたら、ルパン三世の映画に登場するキャラクター「マモー」のことでした。
これは笑い話ですが、一つの言葉でも聞く人によって思い浮かべるものが違い、誤解を招くことがあります。
今回は、お互いが誤解しないために大切なことについて考えてみたいと思います。
誤解すると後が大変
仕事の中でよくあるのが、期限に関する誤解です。
例えば上司から「この書類の作成、今日中に頼むよ」と言われたとします。
部下は今日中と聞いて、「他の仕事もあるし、終業後に取り掛かろう」と考えました。
しかし、定時間際になって上司から「書類は?」との催促があったのです。
部下は、日付が変わるまでは今日だから、それまでに出せばいいと思っていました。
一方で上司は、今日中と言ったら当然今日の勤務時間中という意味で言っていました。
こうなると、上司は必要な書類が期限内に手に入らないので困るでしょう。
部下は、上司から怒られて落ち込みます。
誤解したまま物事が進むと、お互いに不利益が生じるのです。
理解は人それぞれ違う
仏教では、私たちはそれぞれの行いが作り出した「業界(ごうかい)」に生きていると言われます。
業とは仏教で行いのことです。
たとえ家族でも、兄弟でも、まったく同じ行いをしてきた人は一人もありません。
その行いをもとに作られた世界に住んでいるから、同じものを見ても感じ方も考えも異なるのです。
大学の頃、周りには様々な都道府県の出身者がいました。
自分では当然こうだろう、常識だろうと思っていたことが、実は自分の県ならではの習慣だったと知って驚いたことがいくつもあります。
みんなそれぞれ違う経験や習慣をもとにしていますから、「今日中」という言葉一つとっても理解が異なるのです。
誤解を避けるために大切なこと
誤解を避けるためにまず大事なのは、お互いの理解が異なることを知っておくことです。
そうすれば、相手がどういう意図で言っているのか確認しようという気持ちになります。
先ほどの上司と部下の例で言えば、提出期限について明確に示すようになるでしょう。
「今日中」ではなく、「今日の17時まで」と言っておけば、誤解はありません。
また、上司が明確に期限を示さなかった場合でも、部下から「今日中というのは、終業後でも大丈夫ですか?」と確認することができるでしょう。
自分がどうしてほしいのか、どういう思いで言っているのかを明確に伝える。
これが、誤解を避けるためにはとても大事なことなのです。
まとめ
言葉が足りないために誤解してしまうことはよくあります。
ハッキリ言わなくても伝わるだろうと思っているからですが、ハッキリ言わないと伝わらないのが私たちです。
経験や習慣が異なる中でみんな生きています。
「分からないのが当然」と意識を変えて、思いを明確に伝えることが大切です。
誤解して損をしないように、言葉はハッキリ伝えていきたいと思います。
わか
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