チャンスを逃してしまうのはなぜ?「また今度」という心は大敵
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
最近、会社から帰宅する際にきれいな夕焼けをよく見ます。
写真に残しておきたい光景です。
しかし、帰宅してから写真を撮ろうとすると、一番撮りたかった景色はそこにありません。
場所も移動しているし、夕日はどんどん沈んでいくのですから当然です。
このように、私はチャンスを逃すことがよくあります。
その根底には「後でやろう」という心があるのですが、どうすれば改善できるのでしょうか。
考えてみたいと思います。
チャンスを逃す人の心理
私がチャンスを逃したのは、写真のことだけではありません。
必要なものがセールで安くなっていると案内を見たにもかかわらず、いつまでも動かずにセールが終わってしまったり、
見たいと思っていた映画がネットで無料配信されていたのに、気づいたときには配信期限が過ぎていたり、
人数制限のあるイベントに誘われて、行こうか迷っているうちに、別の人に先を越されてしまったこともありました。
チャンスを逃したときに必ず「しまった!」と思うのですが、すべて後の祭りです。
なぜ、すぐに動かないのでしょうか。
自分の心を振り返ってみると、共通しているのは「チャンスはまたくるだろう」と考えていることです。
それで、「今すぐやらなくてもいいや」となり、先延ばしにします。
結果、なんであの時やらなかったんだろうと後悔するのです。
横たわる怠惰な心
すべての人には欲の心があります。
欲の中でも、楽がしたい、動きたくないという心が睡眠欲です。
私たちの中には、怠惰な心が横たわっているのです。
ですから、心のままに任せていると睡眠欲により、いつまでも動けません。
「またチャンスは来る」と思えば、なおさら後回しにしてしまうでしょう。
では、本当にまたチャンスは来るのでしょうか。
同じチャンスはめぐってこない
私たちは、たいていのことに「また次がある」と思っています。
しかしそれは根拠があってのことではなく、「あってほしい」という希望的観測ではないでしょうか。
多くの場合、同じチャンスは二度とやってこないものです。
また、仮に同じチャンスがきたとしても、状況が同じとは限りません。
「諸行無常」という言葉がありますが、すべてのものは大なり小なり移り変わっていくものです。
年齢も違えば、体力も、考え方も、熱意も日々変化します。
挑戦できるチャンスが来たときには、挑戦できるほどの体力がなかった、ということもあるでしょう。
少なくとも、同じ条件でチャンスが巡ってくることは二度とないのです。
大事なのは「次はない」と知ること
「明日やる」という心は、永遠にやらないのと同じだと聞いたことがあります。
明日になるとやってくるのは「今日」であって、明日はいつまでもやってこない日だからです。
「いつか」「後で」「また今度」というのも同じことで、その日がやって来ることはありません。
チャンスを逃さないためには、「次はない」という意識を持つことが大事です。
大きな決断には迷いも当然生じますが、「二度とないチャンス」と思えば勇気が湧いてくるものでしょう。
人生とは、明日でも後でもなく、今この瞬間の連続のことなのです。
今やらないといけないのだと知れば、自然と今動こうという意識になるのではないでしょうか。
まとめ
チャンスを逃してしまう時、心の底にあるのは「またチャンスは来る」という考えです。
私たちの心には睡眠欲があるので、どうしても動くのを先延ばしにしようとします。
しかし、チャンスが再びめぐってくる保証はどこにもありません。
また、チャンスが巡ってきても同じ条件であることはほとんどないでしょう。
チャンスを逃さないためには、今やらなければならないと意識を変えることが重要なのです。
チャンスが巡ってきたときは、よくよく自分に問いかけたいと思います。
わか
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