強い心の持ち主になれる人、なれない人

こんにちは。みさきです。

『鬼滅の刃』の快進撃は今も続いていますね。

煉獄杏寿郎の不屈の精神、心の強さに憧れます。

今回は、強い心の持ち主になれる人、なれない人について

考えてゆきたいと思います。

どんな自分の心も受け入れる

心の強い人というと、何事にも動じない人をイメージするかもしれません。

しかし実はそんな不動心を持っている人など一人もいません。

人の心はコロコロ変わります。

仏教では、私たちの心のことを「一人一日のうちに八億四千の憶(おもい)あり」と言われます。

一日のうちに八億四千回、心が変わるということですが、八億四千とは数のことではなく、無限を表し、心は盆の上の卵のように、コロコロ、コロコロ、変わりどうしということです。

つまりどんな人も変わりやすい心があり、快・不快があり、喜怒哀楽、いろいろな思いがあるということなのです。

ではそれでも心の強い人と弱い人があるのはなぜなのでしょうか。

それは揺れ動く自分の心をどう受け止めているかにポイントがあります。

心の強い人は、特に不安や怒り、悲しみなどの負の感情の対処が上手い人といえます。

たとえば上司から大勢の前で重要なスピーチを依頼されたとしましょう。

そんなときは誰でも大失敗したらどうしよう、と不安になり、心は動揺します。

そこで心の弱い人だとメンタルが耐えられないと断ってしまったり、こんなつらい境遇に立たせた上司が悪いと責める気持ちにもなります。

一方で、心の強い人はどうか。

不安は抱えているのは同じですが、「事前に対策をたてれば、大きな前進ができるかもしれない。不安が成長の機会となるかもしれない」と考えることができます。

また誰にでも大切な家族や友人との別れがあります。

悲しさのあまり、酒やギャンブルに飲まれ、落ちぶれてしまう人もあります。

一方で、心の強い人も同じように悲しみはあり、その悲しみを癒すのには時間がかかりますが、亡き大切な人の願いや言葉と共に強く生きていこうとなっていきます。

このように心の強い人は、自分のどんな感情も受け止め、その感情から人生に大切なことを見出していける人です。

心の強い人になるには

ではどうしたら心の強い人になれるのでしょうか。

それには、一にも二にも自分の人生の目的をハッキリさせることです。

人生の目的が定まっていれば、不安が大きくても、憎しみや悲しみが大きくても、乗り越えていくことができます。

目的達成に向けて留まっていられないからです。

不安や憎しみ、悲しみの感情は、自分を苦しめるものですが、人生の目的がハッキリすれば、その感情を幸せな人生に向かって活用することだってできるようにもなるのです。

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あなたの悩みが少しでも軽くなり、心穏やかに過ごせますように。

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みさき

はじめまして、みさきです。 チューリップ企画で「動画で学べる仏教」を制作しています。 10年間、旅のプランニングの仕事を通して、幅広く多くの方々とお話してきました。旅には各々の想いがあり、じっくりとお話をしながら旅のお手伝いをしていきます。人と関わる中で人間関係で悩んでいる人が多いことを知りました。 8年前に仏教とご縁があり、人間の心についてずば抜けた洞察の深さに感動して、今の仕事に至っています。日常の悩みについて仏教ではどう教えられているかを発信してゆきたいと思います。
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