失敗をそのままにしていませんか?失敗を次に活かすための3つのポイント
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
先日、友人同士で行うオンライン行事の企画をしました。
自分なりにしっかり準備したつもりだったのですが、通信環境の問題が発生し、準備したものがうまく披露できませんでした。
行事自体は盛り上がり、無事に終わったものの、やはり悔いが残っています。
そんなとき、失敗を活かすためにはどうしたらよいのか、今一度考えてみたいと思います。
目次
「失敗は忘れる」はNG
何か失敗をしてしまったとき、たいていの場合落ち込みます。
しかし、いつまでも落ち込んでいるわけにはいきません。
そこで、失敗したことは考えないようにして気持ちを切り替えよう、と考える人もあるのではないでしょうか。
ところが、失敗を忘れるようにするとか、考えないようにするというのはあまり得策ではないのです。
失敗を見ないようにしていては、必ずまた同じ失敗を繰り返します。
その結果、周囲からの信用も失い、自分自身も更に落ち込むという悪循環に陥ってしまうでしょう。
失敗を活かすには反省がカギになる
失敗した時には、まず失敗したという事実をよく見ることが大事です。
その際、必要以上に落ち込む必要はありません。
大事なのは、失敗したという事実を受け止めて、何が悪かったのかを反省することでしょう。
仏教には諦観(たいかん)という言葉があります。
これは「事実を事実とありのままに見る」ということです。
自分がどういう失敗をしたのか。
なぜ失敗してしまったのか。
そういう点を冷静に振り返ってみることで、失敗も次に活かすことができるでしょう。
失敗を次に活かすためのポイント
失敗した時、ただ反省すればいいというものでもありません。
失敗を次に活かすためにどういったポイントがあるのでしょうか。
3つ見ていきたいと思います。
➀すぐに反省の時間を取る
失敗した時には、なるべく間をあけずに反省の時間を取ったほうがいいと思います。
時間が経てばたつほど記憶はあいまいになっていきます。
また、失敗したことに対する後悔の気持ちも、どんどん薄れていくでしょう。
そうこうしているうちに、対策を立てる気持ちもなくなっていくのです。
記憶も後悔の気持ちも新鮮なうちに振り返ったほうが、よりよい対策が立てられるのではないでしょうか。
➁原因を正しく究明する
反省をするとき、そもそもなぜ失敗してしまったのかを考えると思います。
原因を見極めたうえで、対策を立てるのは当然のことです。
ところが、自分で原因だと思っていることが実は間違っていることもあります。
よくあるのは、人のせいにしている場合です。
冒頭の私の例でいえば、オンラインでの企画の際、通信環境の問題で進行の乱れが生じました。
その時に、パソコンやWi-Fi機器の不具合のせい、うまくカバーしてくれなかった仲間のせい、と思っていたらどうでしょう。
おそらく、自分は悪くないからとろくに対策もせず、同じ失敗を繰り返すと思います。
仏教では、すべての行いは自業自得と教えられます。
自分にやって来る結果はすべて、自分の行いにより生じているということです。
パソコンやWi-Fi機器がうまく動作しないことは十分考えられます。
本来はそれを考慮して、不具合が生じたときの別の方法、また仲間がカバーできるような段取りを事前にしておく必要があったのです。
そういった対策をしていなかった自分の行いをよく見つめ、反省することが大切でしょう。
③具体的な解決策を考える
失敗を次に活かすために一番大切なのは、「具体的にどう改善するのか」です。
ただ自分の行いを振り返っただけでは、次回につなげることはできないでしょう。
パソコンやWi-Fi機器の調子が悪いなら、専門の人に見てもらう。
パソコンの代わりにスマートフォンで代用する方法を用意しておく。
自分以外の人でも対応できるように、内容を共有しておく。
具体的にどうするか考えておけば、同じような状況になった時でも失敗を繰り返さないで済みます。
まとめ
「失敗は成功の母」とも言われるように、失敗すること自体は悪いことではないでしょう。
よくないのは、失敗をしたことから目をそらしたり、考えないようにすることです。
失敗から目をそらしていては、同じ轍を踏むだけです。
失敗をしてしまったら、次のことに心掛けるとよいと言われます。
・すぐに反省の時間を取る
・原因を正しく究明する
・具体的な解決策を考える
しっかり反省して、失敗を次に活かしていきたいですね。
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