アピールポイントがないと悩むあなたへ|短所を長所にするのはとらえ方ひとつ
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
知人が30年以上務めてきた会社を早期退職し、新たに職を探しているそうです。
しかし、自分にはアピールポイントが何もないので自信を無くしていると話していました。
私自身、就職活動の際には履歴書に何を書いたものか悩んだことを思い出します。
アピールポイントと言っても、自分ではなかなか思いつかないですよね。
今回は、自分にはアピールポイントがないと悩む人へ、その見つけ方をご提案したいと思います。
自己肯定感の低い日本人
「自己肯定感」という言葉を最近よく耳にしますが、日本人は自分を低く評価する傾向にあるようです。
それは、子どものころから減点方式で評価されてきたからだと聞いたことがあります。
人よりもいい結果を出さないと褒めてもらえない。
良い結果を出しても、ここがまだ足りないと指摘され、もっと頑張れと言われる。
それでは、自分のことを否定的に見てしまっても仕方ないでしょう。
また、日本人は謙遜を美徳としているところがあります。
とことん自分を下げる文化に慣れているので、自分の長所をアピールすることに抵抗を感じるのも無理はありません。
それは本当にアピールできないことなのか?
知人は、交友関係も広く、いろいろな趣味も持っていて、すごい人だなと常々思っていました。
しかし、本人は、「そういうことは仕事の場では役に立たないしねえ」というのです。
知人としては、仕事でこういう業績をあげてきたとか、こういう資格を持っているということがあればいいのにと考えているようでした。
もちろん、仕事でしっかり結果を出すことも、資格を持っていることもすごいことです。
ですが、私から見れば同じ会社で一筋に何十年も勤めあげること自体、大変なアピールポイントだと思います。
多くの人は転職などで途中で会社を変えているものではないでしょうか。
一つのところで長く勤めあげるには、仕事のスキルももちろん、人間関係力も問われます。
本人は何でもないことと思っているところに、実は様々なアピールポイントが隠れているかもしれません。
同じ人でも見る人によって評価が分かれる
お釈迦さまは、法句経(ほっくきょう)というお経に次のように言われています。
「過去にも今にも未来にも、皆にて褒むる人もなく、皆にて謗る人もなし」
どんな人気者でも、中にはそれをやっかむ人もいるから、100%皆から好かれるわけではない。
逆に、どんな嫌われ者がいたとしても、中にはその人を評価する人もいるから、100%嫌われる人もいない。
だから、他人の評価に一喜一憂する必要はないということを言われています。
同じ人に対して、好きだと評価する人もいれば、嫌いだと思う人もいる。
それは、見る人の評価によるところが大きいのでしょう。
短所は長所にもなる
性格にしても同じことです。
自分では八方美人で嫌だなあと思うところがあっても、人が見たら、対人関係が良好にできて羨ましいと思うかもしれません。
おしゃべりな人は、別の視点で見れば口が達者ということ。
引っ込み思案な人は、一方で慎重であるとも言えるでしょう。
結局はその人のとらえ方次第なのです。
自分が視点を変えられれば、今のままで十分アピールポイントができるということでしょう。
とはいえ、最初にも書いたように、自分を肯定的に見るのはなかなか難しいこと。
それならば、周りの人に自分の性格をどう言い換えられるか聞いてみましょう。
きっと新しい視点がもらえるはずです。
まとめ
アピールポイントがないと悩むことは誰にでもあります。
減点方式で育ってきた日本人はなおさら悩むことと思います。
しかし、自分が否定的に見ている部分というのは、あくまでも自分の視点です。
別の視点から見れば、長所になることも往々にしてあるでしょう。
特別な能力を身につけなくても、自分の中にちゃんとアピールポイントはあります。
ぜひ、新たな視点で自分を見つめてみていただきたいと思います。
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わか
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