愚痴を言わないほうがいいのはなぜ?|愚痴を言わない人が得をしている3つのポイント
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
何か嫌なことがあった時、ついつい出てしまうのが愚痴です。
言えばスッキリするので、カフェに集まってお互いに愚痴を言いあうこともあるのではないでしょうか。
その一方、愚痴は言わないほうがいいとも聞きます。
ため込むのはよくないとも聞くのに、なぜ言わないほうがいいのでしょうか。
仏教の観点から、考えてみたいと思います。
「愚痴」とは心のこと
「愚痴を言う」「愚痴をこぼす」など、一般的に愚痴といえば口で言うことだと思われていますね。
しかし、愚痴というのは本来は心で思うことを表した言葉なのです。
愚痴はもともと仏教の言葉で、うらみ、ねたみ、そねみなどの心のこと。
これらの心はドロドロしていますから、黒い鬼にたとえられたりもします。
愚痴は108ある煩悩の一つで、すべての人にある心だと教えられています。
うまくいかないときに、ついつい出てきてしまうので、心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
「愚痴」と言われる理由
仏教では、よい行いも悪い行いもすべて自分のまいたタネの結果、と教えられます。
もし、自分にいい結果が来れば、自分が頑張ったからと素直に受け入れられるのですが、悪い結果が来たときはそうはいきません。
自分のまいたタネとはとても受け入れられずに周りの人を恨み、他人にいい結果が来たときはずるいと相手を妬むのです。
相手を恨んだり妬んだりすることは悪い行いです。
悪いことをすれば、結果的に不幸になるのは自分自身ですから、お釈迦様は「大変愚かな行為ですよ」と教えられています。
だからこそ、愚かなことを表す「愚」と「痴」という字を使って「愚痴」と言われるのです。
愚痴を言わない人が得をする3つのポイント
ドロドロした心を抱えたままでいるのはよくないので、愚痴は吐き出したほうがいいと言われます。
しかし、そもそも愚痴はよくない心なので、ねたんだり、恨んだりしないに越したことはありません。
愚痴の心をなくすことはできませんが、心がけ一つで考え方を変えることはできると思います。
愚痴を言わなくなる第一歩は、自分のまいたタネの結果、と見つめるところからです。
では、愚痴を言わなくなるとどんな得をするのでしょうか。
①自分の行いを変えられる
愚痴を言わない人は、悪い結果が来ても「これは自分のまいたタネ」と考えることができる人です。
自分のまいたタネの結果だとわかると、悪い結果を受けないためにはどうすればいいかと考えるようになります。
そうすれば、どんどんよい方向に自分の行動を変えていくことができるでしょう。
行動が変われば、必ず受ける結果も変わっていくのです。
②時間を有効に使える
愚痴を言えば一時はスッキリするかもしれません。
しかし、愚痴を言うことは悪い行いですから、その結果はまた自分が受けていくことになります。
それでまた愚痴を言って…と繰り返す悪循環です。
それでは一向に状況は改善されません。
愚痴を言わない人は、状況を改善することに時間を使います。
だからこそ、どんどんいい方向に変えていくことができるのです。
③人間関係が良好になる
愚痴を聞くというのはなかなかに大変です。
私は知人の愚痴を5時間ほどずっと聞いていたことがありますが、しばらくは心が重くて仕方ありませんでした。
もう一度同じことができるかというと、ちょっと難しいと思います。
多くの人は、愚痴ばかり言っている人に近づきたいとは思いません。
愚痴をずっと言っていると、周りからどんどん人が離れていくでしょう。
だからこそ、愚痴を言わない人は好感を持たれ、よい人間関係を築くことができるのではないでしょうか。
まとめ
嫌なことがあると、愚痴を言いたくなってしまいます。
しかし、愚痴は悪い行いですから、愚痴を言ってもいいことはありません。
・自分の行いを変えられる
・時間を有効に使える
・人間関係が良好になる
愚痴を言わない人は、これらの点で得をしていると言えます。
愚痴がどういう心かをよく知って、自分の行いを改善していきたいですね。
こちらの記事でも愚痴を解説しています。
愚痴を言うのは逆効果|嫌いな人への恨みを晴らすたった一つの方法
わか
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