空気を読むより大事なのはハッキリ伝える勇気|言葉にするのが大事な3つの理由


いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。

日本人はどちらかというとはっきりものを申すタイプではありません。
皆まで言わず「察する」「空気を読む」ことを重視する人が多いように思います。

しかし、空気を読むのはとても疲れます。
あるドラマで「空気は読むものじゃなく吸うものだ」と登場人物が言ったセリフが共感を集めたのも頷けます。

みんな空気を読みたくて読むわけじゃない。
でも、空気を読まずにはいられない。
そんな悩みを多くの人が抱えているのではないでしょうか。

もちろん空気を読むのも大事ですが、人間関係において大事なのは、しっかりと言葉にして伝えることなのです。

空気を読むのも必要、だけど…

「察するべき」「空気を読むべき」というのは、日本人にとってはある程度共通の価値観でしょう。
状況をわきまえず何でもかんでも口にしたり、根掘り葉掘り聞いたりすれば、あっという間に人は離れていきますから、必要なスキルでもあります。

では、本当に空気を読めば人間関係は潤滑にできるのでしょうか?
察したり、空気を読むというのは実はとても難しいことだと思います。
私自身、空気を読み間違えたと感じたことは1度や2度ではありません。

ただでさえ、空気を読むというのは気を遣うのに、それで行動を間違えたとなれば自己嫌悪で余計に疲れてしまいます。
空気を読んだからといって、人間関係に最適な行動ができるわけではないでしょう。

受け取り方は人それぞれ

空気を読むのは、日本人独特の文化だとよく言われます。
島国である日本に住む人は、どの都道府県に生まれてもある程度共通の価値観を共有しているから、できることなのでしょう。

しかし、いくら似たような土台があるといっても、育ってきた状況は十人十色、さまざまです。
同じ映画を見ても、「面白かった」「つまらなかった」「途中まではよかったけど、終わり方がちょっと…」「あの役者がいい演技してた」などなど、多種多様な感想が出てくるのです。
その人がその状況でどのような感情や思いでいるかは簡単に分かるものではないでしょう。

空気を読むことにも限界があるのです。

言葉にするのが大事な3つの理由

この記事では、空気を読むよりも言葉にすることをお勧めしたいと思います。
では、なぜ言葉にするのが大事なのでしょうか。
3つの理由を紹介します。

①思いがはっきり伝わる

空気を読んで何も言わないでいると、結局相手には何も伝わっていないということが往々にしてあります。
物事には言わない方がいいこともありますが、はっきり伝えない限り自分の考えは分かってもらえません。

いくら家族といっても、実際には知らないことの方が多いのではないでしょうか。
本当に分かってほしいこと、知ってほしいことならば察してもらうのを待つのではなく、言葉にして伝えた方が相手にはっきり伝わると思います。

②余計な心労がなくなる

夜寝る前、1日のことを振り返った時に、あの人少し不機嫌そうだったな、何かやってしまったかな、とぐるぐる思い悩むことはないでしょうか。
いくら考えたところで答えが出るはずないのですが、考えずにはいられないのです。

もし、少し勇気を出して自分の考えを伝えたり、相手の考えを聞いたりできれば、その場ではっきりします。
あれこれ悩む時間もなくなるでしょう。

答えが分からないまま想像して思い悩むくらいなら、言葉にしてしまった方が心労を抱えずに済むのではないでしょうか。
その時間を他のことに使うこともできます。

③お互いの誤解が減る

空気を読む時、たいていは相手の顔色や言葉、語調から状況を判断します。
しかし、表面に出ているものが本当に正しいとは限りません。

お釈迦さまは「心口各異 言念無実(しんくかくい ごんねんむじつ)」と説かれています。
心で思っていることと口で言っていることはそれぞれ異なり、言っていることにも思っていることにも真実がないということです。
内心は怒っていても、それを表には出さずに笑顔を作ることだってあります。

そういう状態ですから、お互いに相手を誤解していることがよくあります。
いつも怖い顔をしているから私のことが嫌いなんだろうと思っている人でも、話してみたら意気投合したということもあると思います。
勝手に相手のことを判断する前に、一歩歩み寄って話をしてみたら、誤解は減るかもしれません。

まとめ

私たちはついつい相手の顔色を窺い、空気を読むことに一生懸命になってしまいます。
しかし、同じ日本人とはいえ、感じ方は千差万別です。
その中で空気を読み、察するというのは至難の業でしょう。

人間関係において大事なのは、空気を読むことよりも言葉にして伝える勇気なのではないでしょうか。
少し勇気を出して言葉にして伝えてみれば、周りの人たちとまた違った関係を築けるかもしれません

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わか

チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!
心が穏やかになった人へ
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