お人好しは損してる?|損しないために知っておくべき3つのこと
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
色々な人と接していると、たまにお人好しだなあと思う人に出会うことがあります。
「そんなことまで引き受ける必要ないのでは?」ということまで引き受けるので、心配になるほどです。
一般的に、お人好しは損だと考える人が多いようです。
だから改善したいと思っている人も多いのかもしれません。
しかし、元々の性格を変えるということは簡単なことではないでしょう。
お人好しであることは必ずしも悪いことではないと思いますが、損しないために大切なことを考えてみたいと思います。
目次
お人好しな人が損をしていること
お人好しとは「おとなしくて善良な人。すぐだまされる人」のことだそうです。
善良なことはよいことですが、人を疑わないのでだまされやすいということが挙げられるのかもしれません。
さらには、お人好しな人はおとなしいがゆえに、だまされても怒らないので、相手に軽く見られてしまうのではないでしょうか。
また、お人好しな人は基本的に断りません。
自分自身もやるべきことがあるはずなのに、頼まれたことを引き受けるので、どんどんたまってしまいます。
自分のために時間が使えないという点も、損をしているといえるかもしれません。
怒らない理由・断らない理由
お人好しな人が何をされても怒らないのはなぜか。
頼み事をされた時に断らない理由は何か。
それは、相手から嫌われたくないという心からではないでしょうか。
人は、自分に都合のいい人を好きな人と判断します。
逆に、自分にとって都合の悪い人は嫌いな人と判断します。
怒らなかったり、頼んだことを引き受けてくれる人は都合のいい人ですから、嫌われることはないでしょう。
それが何となくわかるから、怒らないし、断らないのです。
お人好しな人が知っておくべき3つのこと
お人好しな人は、ちょっとしたことで損をしているようです。
損をしないためにも知っておきたい3つのことをご紹介したいと思います。
①相手のためにならないことがある
お人好しであることは、実は相手のためにならないことがあります。
だますとは、ウソをついて、本当でないことを本当だと思い込ませることです。
ウソをつくことは、仏教では妄語(もうご)と言われ、悪い行いの1つに挙げられています。
悪いことをしたなら、悪い結果は他の誰でもなく、その人自身が受けていくものと教えられます。
お人好しな人は、怒られるのは嫌だろうと思って怒らないのですが、それだと相手は行いを改善しようという気になりません。
そうなれば、結局最後に痛い目を見るのはその人自身ですから、相手のためにならないのです。
悪いことは悪いこととしっかり注意するのが本当の優しさなのではないでしょうか。
②みんなに好かれることはできない
お釈迦さまは世界の偉人と言われ、尊敬する人も多い方です。
当時のインドでは、人口の3分の1はお釈迦さまを尊敬していたといいます。
ところが、3分の1はお釈迦さまに反抗し、3分の1はお釈迦さまの名前さえ知らなかったそうです。
「皆にて褒むる人もなく、皆にて謗る人もなし」(お釈迦さま)
どんな偉人でも、みんなから好かれることはできないことが分かります。
お人好しな人は、嫌われたくないという思いから、頼まれたことを断りません。
基本的には「いい人」と見られると思いますが、その態度をよく思わない人も中にはいるでしょう。
断らないことが、必ずしも好かれることにつながるとは限らないのです。
③親切な人は損をしない
ここまでいろいろと書きましたが、誰かに親切にすることは決して間違ったことではありません。
むしろ進んでやるべきことです。
「情けは人のためならず」ということわざがあります。
困っている人を助けたならば、それは回りまわって自分に返ってくるのです。
ですから、お人好しな人は損したように見えて、後でちゃんと得をします。
ただし、頼まれたからといって、誰かを困らせるようなことをしてはいけません。
悪事に加担すれば、その結果は必ず悪い形で自分自身に返ってきますので、引き受ける内容は選びましょう。
損しないために大切なこと
お人好しな人に知っておいていただきたい3つのことをご紹介しました。
世の中にはいろいろな人がいますので、悪知恵をはたらかせて、お人好しな人をいいように利用しようとする人はいるものです。
相手のためを思えば、しっかりと注意することも必要です。
みんなに好かれることはできませんから、断る勇気を持つことも大切でしょう。
それができなかったとしても、忘れてはならないのは、自分自身は親切であり続けるということです。
道を踏み外すようなことでなければ、人の役に立つことは回りまわって自分のためになりますから、損することはないのではないでしょうか。
まとめ
お人好しな人は、いいように利用されがちなので、損していると見る人もあるようです。
しかし、周りの人に親切にすることを心がけていれば、その人自身は恵まれますので損はしません。
大切なことは、その行いが周りの人を喜ばせるものであるかどうかです。
よい行いに心がけて、周りも自分も幸せな毎日を送れるといいですね。
わか
最新記事 by わか (全て見る)
- 聞く耳持たない人にはどう話す?伝えるためのポイント3選 - 2024年4月24日
- 価値観の違いをどう乗り越える?一番重要なのは同じ方向を進む同志であること - 2024年4月3日
- 説明がうまい人の共通点とは?ポイントは、相手をよく理解すること - 2024年3月13日