分かりやすい文章を書きたい!|どんな文章にも共通する書き方の心得②
いつもお読みいただきありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
この文章で一体自分は何を伝えたかったのだろう。
過去自分の書いたものを見返してみると、我ながら意味不明な文章で首をかしげることがあります。
最初は書きたいことがあって書き始めたはずなのに、いざできた文章を読むと何も伝わらない。
そうなると、費やした時間は何だったのだろうと落ち込んでしまいます。
前回は、「誰に向けて書くかを具体的に想像する」というポイントについてご紹介しました。
→分かりやすい文章を書きたい!|どんな文章にも共通する書き方の心得①
前回に続き、分かりやすい文章を書くために大切な、文章の書き方のポイントを紹介したいと思います。
どんな文章にも共通する書き方の心得②
今回は、どんな文章にも共通する書き方の心得2つ目について紹介します。
今回のテーマは「目的と手段をはっきりさせる」ということです。
前回の記事で「分かりやすい=相手に伝わる」ことだと書きました。
相手に伝わるためには、自分自身が流れをよく理解して書く必要があります。
その時に大切なのは、目的と手段をしっかり確認することなのです。
どういうことか、次から解説していきます。
目的と手段の関係
そもそも、目的と手段とはどういう関係にあるものなのでしょうか。
たとえば、どこかに旅行に行く場合です。
まず最初に決めるのは「どこに行くか」ということでしょう。
どこに行くかが決まっていないのに、どうやって行こうかという議論にはなりませんよね。
東京に行こう、という目的地が決まって初めて、車で行こうか新幹線で行こうか、高速バスで行こうか、という手段が問題になるのです。
「何のために」という目的が先に来て、それから「どうやって」という手段が必要になります。
目的がなければ手段は出てきませんし、手段がなければ目的達成はできません。
目的と手段とは、切っても切り離せない関係なのですが、まず考えるべきは目的が何かということでしょう。
伝えるべきことを最初に確認
文章を書く時にも、当然目的と手段があります。
目的とは、その文章で何を伝えるのかということ。
手段とは、どのような流れや表現で書くのかということです。
文章を書く時には、目的である「何を伝えるのか」ということを最初に確認する必要があります。
読書感想文なら、本を読んで一番感動したところを伝えるという目的でしょう。
報告書なら、その時あったことを正確に上司に伝えるという目的があります。
手紙なら、相手に自分の状況や思いを知ってもらうことが目的になるかもしれませんね。
何を伝えるのかという目的が決まれば、どのように伝えるのかという手段も考えやすくなるのです。
伝えるための流れを確認する
文章を書く順番は人それぞれこだわりがあると思いますが、私は書き始める前にある程度流れを決めています。
旅行でも、行き当たりばったりよりは、事前に移動手段やルートを決めておいた方が安心して出発できるでしょう。
文章を書く時にも、同じことが言えます。
行き当たりばったりで書き始めると、途中で話題がそれたり、話が飛んでしまったりすることがよくあります。
そうならないために、伝えるべきことを確認したら、そこにたどり着くまでの流れをあらかじめ考えておくのです。
ある程度流れを決めておけば、文章が書きやすくなります。
細かな表現などは変わっても、大きく文章がそれることはなくなるのではないでしょうか。
まとめ
文章を書く時には、目的と手段をはっきりさせることが大切です。
行き当たりばったりで文章を書き始めると、途中で何を書いているのか分からなくなってしまいます。
まず、「何を伝えるのか」という目的をはっきりさせて、それから手段としての流れを決めてしまいましょう。
そうすることで、筋の通った文章が書けるようになると思います。
次回は「特に伝えたいことははっきり書く」ということについてご紹介します。
わか
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