お嫁さんとの関係に悩んだら、感謝の言葉が効果的な訳
こんにちは。こころの悩みサポーターのこうへいです。
以前の記事で、弊社出版の月刊誌『とどろき』をきっかけに、同居するお嫁さんとの関係が改善したという話を紹介しました。
目次
お嫁さんとの関係改善には感謝の言葉が効果的
以前の記事で紹介した話はこのようなものでした。
移動映画館の行事に参加された女性が、同居のお嫁さんとの関係に悩んでいました。
時々、息子さんに泣いて訴えるほどでした。
友人に貰った『とどろき』を読んで心が楽になり、お嫁さんに感謝の言葉をかけて接し方を変えたところ、関係が改善したといいます。
以前の記事では、お嫁さんの関係に悩む人の多くが「嫁が悪い、嫁のせいで苦しんでいる」と考えがちですが、それではいつまでも心は楽にはならないことを書きました。
それは「嫁が悪い」という思いが強いと、そのお嫁さんとの関係を変えるために自分の言動を変えようとはなりにくいからです。
また少し変えても、すぐに効果が現れないと、「私がこんなにやってやっているのに」と腹が立ち、関係がさらに悪くなることも考えられるからです。
ではお嫁さんとの関係を変えるために、具体的にどのようなことがよいのでしょうか。
この方は、お嫁さんに感謝の言葉をかけて接し方を変えたと仰っておられます。
「感謝の言葉をかける」ということが効果的なようです。
感謝の言葉が効果的なのは“認められたい”から
感謝の言葉をかけられると嬉しいものです。
それは、感謝されると自分のやったことが認められたと感ずるからだと言われます。
誰だって、他人に自分の存在、やっていることを認めてもらいたいという心があります。
平成29年の流行語大賞に「インスタ映え」という言葉が選ばれましたが、今や多くの店や観光地でも「インスタ映え」を意識しているそうです。
インスタグラムというサービスに自分が公開した写真を多くの人に見てもらい、多くの人に“いいね”と評価してもらいたいと、少しでもきれいな、かわいい、おもしろい写真を撮ろうとしています。
多くの人から“いいね”と評価してもらえる写真を「インスタ映え」する写真というそうですが、この言葉が流行るのも、誰かに認められたい心の表れでしょう。
あかの他人にさえ、どう思われているのかと評価を気にするのですから、ましてやお姑さんならば、どう思われているのかが内心では気になっているものです。
そのお姑さんから、自分のしたことに対して「ありがとう」と一言でもあれば、認めてもらっていると感じます。
自分を認めてくれる人は好きな人になりますから、お姑さんへの感情が変わってくるのです。
感謝の言葉を述べることはお釈迦さまが勧められている
仏教では心からの感謝の言葉を述べることを心施(しんせ)と言われ、大変素晴らしい善い行いだと教えられています。
善い行いをすれば、善い結果がやった人に必ず現れます。
これはもう間違いのないことだと教えられたのがお釈迦さまです。
お嫁さんに感謝の言葉をかけることは素晴らしい善い行いですから、言葉をかけた人が善い結果を受けるのです。
感謝の言葉のポイントは相手の認めてほしい点を知ること
感謝の言葉をかけるときのポイントの1つが、特にお嫁さんがこだわっていることや苦労していることに対して感謝の言葉をかけるとより効果が高いです。
自分がこだわっていることや苦労していることを感謝されると、より自分の苦労を認めてくれている、分かってくれていると感ずるものです。
それにはお嫁さんの頑張っていることを知ることが大切ですので、欠点やできていない所ではなく、頑張っている所を探してもらいたいと思います。
もちろん、これには個人差がありますし、すぐに関係が改善されないこともありますが、感謝の言葉をかけることは善い行いですから、続けていくことが大切です。
まとめ
他人に認められたい心をみんな持っています。
だから、自分のやったことに感謝の言葉をかけられるとうれしくなります。
お嫁さんに感謝の言葉をかけることで、お嫁さんは認められたという思いを持つようになり、お姑さんに対しての感情が変わっていきます。
この積み重ねが、お嫁さんとの関係が改善することにつながっていきます。
血のつながりもなければ、好きになって一緒になったわけでもないのに、同じ家に住まいし、同じ時間を共有している。
お嫁さんとは不思議な存在だと思います。これも深い縁があってのことだと思います。
ご縁がないことに感謝|ご縁がないことを知って今のご縁を大切にする
こうへい
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