社交辞令で信用を失っていませんか?|信用されるための大事な心がけ
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
知人が、最近知り合った人から「今度ご飯に行こう」と誘われたそうですが、一向に実現する気配がないとこぼしていました。
楽しみにしていた分、なかなか声がかからないことにモヤモヤしているようです。
あなたは、「今度ご飯行きましょう」と言われたとき、真に受けるタイプでしょうか。
それとも社交辞令だと思って聞き流すタイプでしょうか。
人生において、様々な出会いと別れを繰り返す私たち。
たとえほんの少しのかかわりしかなかったとしても、お互いが気分よくいられるように使われるのが社交辞令です。
しかし、それが社交辞令なのか本音なのか、判断しかねるという場合もたくさんあります。
期待していたのに、実は社交辞令だったということになれば、相手への失望感も大きくなるのではないでしょうか。
今回は、社交辞令で失敗し、信用を失わないためのポイントを考えます。
社交辞令を使うのはなぜ?
そもそも、社交辞令を使うのはどんな時でしょうか。
「社交辞令」と聞いて多くの人が思い浮かべる言葉は、「今度ご飯行きましょう」「機会があれば」「前向きに検討します」等だそうです。
「機会があれば」「前向きに検討します」は、私もついつい使ってしまう言葉です。
本当は実行する気はないけれど、面と向かって断ると相手にも悪いので、オブラートに包んだ言い方をするのです。
「今度」「機会があれば」「検討」というあいまいな言葉を入れることで、その場はやり過ごすことができます。
日本人は、言葉をはっきり口にすることを好まない傾向にあるので、社交辞令をよく使うように思います。
マイナスなことを言わないようにして、相手との関係を良好に保とうという配慮をしているのですね。
社交辞令で信用を失う時
上記のように、相手に配慮して使われるのが社交辞令ですが、使いすぎると信用を失うことにもつながります。
なぜ、信用を失うのでしょうか。
社交辞令というのは多くの場合、「心にもないこと」を言っています。
実現する気はないのに「ご飯に行こう」と言ったり、最初から検討する気もないのに「検討します」と言っているのです。
相手が、何も言わなくても社交辞令だと察する人だったら問題はありません。
しかし、言葉にした以上、相手がその言葉を真に受けて期待する可能性も十分にあります。
もし、期待したのに実行に移されなかったら、誰でも落胆するでしょう。
1回くらいなら大目に見てもらえても、それが重なれば、言葉自体が信用できなくなってしまいます。
結果、心からの言葉も取り合ってもらえなくなるかもしれません。
相手を期待させるような内容の社交辞令は、多用すると信用を失う可能性があるのです。
信用されるための大事な心がけ
仏教では、持戒(じかい)といって、言葉と行動を一致させなさいと教えられています。
それは言い換えれば約束を守ることにもつながります。
約束を破ってばかりいる人は信用が置けません。
同じように、口ばかり達者で、実行が伴わない人にも信用は集まらないでしょう。
約束はきちんと守ってくれる。
口にしたら必ず実行してくれる。
そんな人は、頼りにされ、信頼されるようになります。
「今度ご飯行きましょう」と言ったのであれば、なるべく実現させる。
「検討します」といった以上は、相手に断る理由をちゃんと伝える。
言葉と行動を一致させられないのであれば、そういった社交辞令は言わない方が信用を落とさずに済むと思います。
まとめ
社交辞令は、使い方によっては人間関係を潤滑にすることができますが、使いすぎには注意です。
信用は言行を一致させることで築かれるもの。
心にもない社交辞令を連発すれば、途端に信用は落ちてしまいます。
こちらの記事では、信用を築くことがいかに大事かを紹介しています。
→「何を言うかより誰が言うか」が重視される理由|信頼を築く方法
言葉に出した以上、周りの人はあなたの言葉をちゃんと聞いています。
自分の言葉に責任を持ち、「あの人、口だけだな」なんて思われないようにしたいですね。
わか
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