誰とご縁があるかによって大きく変わる人生|ご縁がある人を振り返る

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心穏やかアドバイザーのヒロカズです。
近くのコンビニに新しい外国人の店員がいました。
先輩の店員も外国人。
同じ国の後輩なのか、要領を得ない応対を聞き覚えのない言葉で注意していました。
語勢や雰囲気で注意していると感じたので、ちょっと嫌な気分になりましたが、この新しい外国人の店員とこのタイミングで縁があったことを考えるとちょっと不思議な気持ちになりました(笑)

人生は邂逅(かいこう)である

「人生は邂逅(かいこう)である」と言ったのは文芸評論家の亀井勝一郎ですが、人と人とのめぐり逢いほど不可解なものはないのかもしれません。
私達は毎日、毎日、誰かと会います。
面と向かって顔を合わせることもあれば、インターネットの世界で顔も名前も知らない人との接点もあるでしょう。
よく会う人もあれば、これまで一度しか会ったことがない人もあるかもしれません。
今日、地球上に70億以上の人がいますが、人類の歴史を振り返ると自分が直接会える人というのはほんのちょっとなのかもしれません。
よく会う人は自分とご縁がある人、ご縁が深い人と言われ、一度きりで別れる人はご縁がない人と言ったりもします。
どんな人とご縁があるかによってその後の人生が大きく変わった話は数多くあります。

善き先生とご縁があることで大きく変わった話

お釈迦様のお弟子にシュリハンドクという人がありました。
シュリハンドクは自分の名前を覚えることができないほどの愚鈍だったと言われます。
優秀な兄と比べていつも泣いていたシュリハンドクに、お釈迦様は一本のほうきと「チリを払わん アカを除かん」のお言葉を与え、毎日掃除をするようにおっしゃいました。
お釈迦様の仰せに従い、シュリハンドクはたゆまず、20年間、掃除を続けました。
ある時、シュリハンドクはチリやほこりは、あると思っているところばかりにあるのではなく、こんなところにあるものかと思っているところに、意外にあるものだということを知りました。
そして、「オレは愚かだと思っていたが、オレの気づかないところに、どれだけオレの愚かなところがあるか分かったものではない」と驚いたといいます。
そしてついに、阿羅漢(あらかん)のさとりが開けたと言われています。
お釈迦様とのご縁がなければシュリハンドクはどうなっていたでしょう。
お釈迦様との邂逅がシュリハンドクを大きく変えたのです。

ご縁がある人を振り返る

「人の善悪は近づき習うによる」と言われ、どんな人とご縁があるかによってその人が善人にもなれば、悪人にもなります。
かくも人間とはご縁のある人の影響を強く受けるということなのかもしれません。
伴侶が自分と似てくるのも部下が上司に似てくるのも「人の善悪は近づき習うによる」と言われる通り、誰とご縁があるのかということに強く影響を受けています。

どんな人とご縁があるのか、今、ご縁のある人達だけの付き合いでよいのか、新たなご縁を求めて行動が必要なのか、自分の周りにいるご縁のある人を振り返ると今の自分が見えてくるのでしょう。

学生時代「いい指導者に巡り合うことができるのは生涯に1度しかないから、ヒロカズはこれから先そんな人に会えないだろう」と言い残した先輩がありましたが、年を重ねるとともにその言葉の重みをかみしめています。

どんな人とご縁があるかで大きく変わります。
ちょっとしたご縁を大切にしたいと思います。

まとめ

どんな人とご縁があるかを振り返り、ちょっとしたご縁を大切にする。
このブログとの出会いも1つのご縁です(笑)

続きは→ご縁がないことに感謝|ご縁がないことを知って今のご縁を大切にする

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ヒロ☆カズ

チューリップ企画のヒロ☆カズです。 31歳で肝臓の病気にかかり、2度の入院を経験しました。朝起きて仕事に行く。休日は友人と出かけるという当たり前の日常を失い、初めて、朝起きて仕事に行けることが当たり前でないことに気が付きました。 当たり前の1日がかけがえのない1日であることに気づけば、悩みが感謝の心へ変わるのかもしれません。闘病中に読んだ本や勇気をもらったさまざまな言葉からヒントを紹介したいと思います。
心が穏やかになった人へ
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