貯金できない人の落とし穴|実はシンプルな貯金の方法

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こんにちは、九条えみです。

私には兄と弟がいるのですが、お金の使い方は正反対です。

兄はお年玉を貰うと迷わず貯金します。そして本当に買いたいものならば何万円であっても貯金を崩して買います。
一方、弟はお年玉を貰うとその日中に結構な額をパーっと使います。たいして欲しくないであろうモノにも使うので、もう少しお金を大事に使って欲しいものです。

というわけで、今回は「貯金」がテーマです。

支出は収入に達するまで膨張する

お金が大好きなある知人が「お金が貯まらなくて辛い」と話していたので、貯金をしているか尋ねると「してない」とのこと。思わず「それは貯まらないよね」と切り返してしまいました。

お金に執着していても、なぜ貯金できないのでしょう。

イギリスの歴史学者・政治学者であるシリル・ノースコート・パーキンソン氏が、仕事の量とお金に関して「パーキンソンの法則」を提唱しました。

支出の額は、収入の額に達するまで膨張する

(パーキンソンの第2法則)

つまり、手元にある分だけ使ってしまうから貯金できないのですね。

貯金するにはどうしたらいい?

手元にお金があると、必要のないモノでも財布のひもが緩み買ってしまうことがあります。
1回1回の額は小さくても、1カ月で何千、何万円の無駄遣いになることもあるでしょう。

突然の事故や、冠婚葬祭、新車購入など、まとまった額が必要になることがあります。
そんな時に貯金をしていなかったでは大変ですよね。

ぜひ日頃から貯金に心がけたいものですが、具体的にどうすれば良いのでしょうか。

それは、収入が入ったときにあらかじめ貯金したい額は引いて、残ったお金でやりくりする、ということです。
貯蓄の割合は、手取り収入の15~30%を貯蓄に回せると理想なのだそうです。

(参考: 貯蓄の理想割合って手取り収入の何%が良いの? FPが解説

つまり、手取り収入の15~30%は貯金として、専用口座を作り、そこへ貯金するのが良いでしょう。

1カ月のやりくり方法

貯金分は最初から無かったものとして、1カ月を過ごそうと思うと支出を計画的に行うようになります。

おすすめは、決まっている出費分をあらかじめ袋などに小分けしておくことです。
家賃代や会社の諸経費などを、それぞれ分けて袋に入れています。余った分がその1カ月で自由に使って良いお金という訳です。

一万円札もなるべく早い段階で千円札に崩して財布に入れておくほうが個人的には好きです。
大きい額が財布に入っていると、つい財布のひもが緩んで贅沢しちゃうんですよね。
千円札だと減り方が分かりやすいですし、その日に必要と思われる額に合わせて持っていく枚数を変更できるので、余計な買い物が減ります。

まとめ

人は無限にあると思うから無駄を無駄とも思わず、浪費してしまいます。
しかし「有限」の意識があれば、行動に制約が生まれ、智恵を絞るようになります。

有限の意識が己を助けると言えましょう。

あらゆるモノに感謝して1日を過ごしていきたいものです。

(関連)

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九条えみ

チューリップ企画では、お客様サポートおよびウェブでの情報発信を担当しています。仏教を学んで約10年。仏教の視点からお悩み解消のヒントをご紹介できればと思います。
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