悲しみを心にそっと置いたままペットロスに向き合うには
こんにちは。伝わる技術研究家のみさきです。
インスタグラムやフェイスブックで、愛猫や愛犬の写真を見ない日はありません。
私の実家にも親子の猫が2匹いるので、猫にはつい目が向いてしまいます。
日常生活に家族の一員として溶け込み、いやしてくれるペットですが、いつかは死を迎えます。
愛し、かわいがっていたペットを失う悲しみはどれほどのものか、想像に難くありません。
その悲しみから立ち直れない人をペットロス症候群と言います。
今回はこのペットロスの悩みについて考えていきます。
ペットロスの悲しみが大きいのは…
現在は3世帯のうち1世帯がペットを飼っているといわれています。
少子高齢化に伴い、ペットを生活の伴侶として飼う人はますます増えていくと予想されています。
動物の寿命は10年前後ですから、ペットとの死別に対面する人がほとんどで、ペットロス症候群を患う人も増加しています。
伴侶のように大事にしていた愛猫・愛犬と別れて、ペットロス症候群に苦しんだ経験のある人、また今、悲しみの真っただ中という人もあるかと思います。
悲しみが大きいのは、それだけ愛猫・愛犬との間に愛情と信頼が満ち溢れていたからでしょう。
いちばん一緒にいた飼い主さんなら、鳴き声だけで愛猫の感情が分かるものです。
「お腹が空いた」「退屈だよ、一緒に遊んでよ」とか、機嫌が良いのも悪いのも、自分が風邪で調子が悪い時には、心配してくれているんだな、とか。
関心のない人からすれば、同じ鳴き声に聞こえるのも、飼い主には声色でお見通しです。
ところが「会者定離」(えしゃじょうり)は世の習いで、かわいいペットとも必ず別れがきます。
愛する相手との別れであるほど「会者定離」を受け入れられないもの、ペットとの別れは癒えることのない深い悲しみとなり、その人をおそいます。
悲しみを心にそっと置いたままペットロスに向き合うには
私の実家の猫も現在、糖尿病と脂肪肝を患っており、重篤だといわれています。
「もっと生きていてほしい」と切に願っていますが、心の片隅では「死の覚悟をしなくては」という思いがあります。
1週間まで元気に家中を動き回っていたのに、最近食欲がないと気づき、病院に連れて行ったら、重篤だという診断でした。
「まさか」「ついこの間まで元気だったのに」という気持ちが頭をぐるぐるしています。
愛猫が死んでしまうかもしれない今、思い出す歌があります。
会者定離 ありとはかねて 聞きしかど 昨日今日とは 思わざりけり
実家に帰れば当たり前のように迎えてくれる愛猫が、もういなくなってしまうかもしれない、いつかくることだとは覚悟していましたが、こんなに早く来るとは、と悲しい気持ちでいっぱいです。
いつかは親とも、夫とも、こんな風に別れを覚悟しなければならないこともあるのだなと、改めて人生の現実を教えられた気持ちになっています。
仏教は会者定離の悲しみの人生の中に「本当の幸せ」があることを教えられています。
大切なペットとの縁を通して「本当の幸せ」について向き合ってみてはいかがでしょうか。
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みさき
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