「幸せになるって難しい」幸せの盲点とは?
「幸せを求めて毎日生きているのに、幸せになるって難しいなぁ~」
そんな風に感じたことはないでしょうか?
「幸せになりたい」が原動力
「幸せを求めて生きている」
こう言うと仰々しく聞こえるかもしれません。
しかし、日常の過ごし方を振り返ってみると、自分が幸せになるためにやっているものばかりです。
たとえば
「ストレスを解消するために休日は出かけよう」
「このアロマを嗅ぐと気持ちが穏やかになるの」
「好きな音楽を聞くとテンションが上がる」
「健康維持のためにランニングをしよう」
「スキルアップのために専門書で勉強する」
上に挙げた例は、それをすることによって
・癒される
・元気になる
・将来の自分の為になる
と思ってすることです。
まさに幸せを求めて生きている姿です。
幸福感は続かない?
「ああなれば今より幸せになれる」
「これが手に入れば、もっと安心できる」
そう思って私たちは何かを求めます。
そして手に入れた時はたしかに喜べるでしょう。
しかし、だんだんと慣れて、手に入れた当初の喜びは薄れていくようです。
たとえば、大学合格の喜び。
やりたいことを我慢して勉強に励み、志望の大学に合格できれば、「努力が報われて良かった!」と喜べます。
ある人は受験勉強の際、1年間の浪人生活はやりたいことを我慢して自分を追い込み、大学に合格したら好きなことを思う存分楽しもう、と決意して受験に励んだそうです。
マンガやゲームは封印。予備校から帰るとテレビを観たい気持ちを抑えてまた勉強。
そんな生活を繰り返して1年。
ついに念願の大学に合格できました。
最初は我慢を重ねた受験生活から解放され、憧れの自由な生活を満喫できることに喜びいっぱいだったそうですが、2週間もすると喜べなくなってしまいました。
自分だけなのかと思い他の人にも聞いてみましたが、大学合格の喜びは「1週間と続かなかった」という人が大半でした。
こう書くと「どうせ喜べなくなるなら受験はテキトーでいいんだ」と思われてしまいそうです(^^;)
あくまでも「合格」という点で喜びが続かないのであって、大学合格で得られるものは種々ありますので、補足しておきます。
・目標を達成できたことの自信
・将来の選択の幅が広がる
・社会人になる前の猶予期間が得られる など。
その他のことも、まいた種に応じて結果が現れるので、投げやりにならずに進んでいきたいものですね。
求めているのは続く幸せ
「幸せになりたい」これが生きる原動力です。
そして、幸せはいつまでも続いて欲しいのです。
6月15日(令和4年)支給分の年金が前年度比0・4%減額しました。
一方で食品やガソリン・電気代等は値上げしています。
収入は減るのに支出は増えていくことに不安を感じるのは「今の生活が続けられなくなるかも」と心配するからでしょう。
健康管理やアンチエイジングに努めるのは、若い状態を少しでも維持したいからです。
私たちは続く幸せが欲しいのです。
今の幸せが続くようにと神経を使い、努力しているのではないでしょうか。
たとえ、幸せがしばらく続いたとしても、やがて、すべてから見放されるときが来るのです。
いよいよ死んでいくときには、家族と別れ、お金や財産は一円も持ってはいけません。
大事にしてきた肉体とも永遠にお別れです。
幸せを求めながら、続く幸せを知らない私たちに「絶対に捨てられない幸せがある」と教えられたのがブッダなのです。
ブッダを「お釈迦さま」とも言います。
お釈迦さまが教えられた「続く幸せ」について、詳しくは下の記事をごらんください。
お釈迦さまが説かれた絶対の幸福|底抜けに明るい心の長者になれる
九条えみ
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