機会費用という言葉を知って人生の機会費用を考えてみる


心穏やかアドバイザーのヒロカズです。

ここ1週間で知り合いのお父さんが続けて2人亡くなりました。

いつまでも共に過ごすことはできません。

今日は機会費用について考えてみたいと思います。

機会費用とは

機会費用とは経済学の用語ですが、『知らないと損をする池上彰のお金の学校』のあとがきにわかりやすく書かれてありました。

この夏、芸術大学の学生を対象に「経済学」の集中講義を担当しました。

芸術系の学生だけに、ふだん経済や経済学について考える機会は少ないはずですが、大勢の学生が熱心に話を聞いてくれました。

この講義で多くの学生が強い反応を示したのが、「機会費用」という概念です。

これは、ある行動をとることで、他の行動をとることができなくなる、という考え方です。

たとえば大学の講義に出席することで、デートに行く機会を犠牲にしています。
コンビニでアルバイトをしてお金を稼ぐ機会も失っているのです。

あなたがある選択をすることで、他の選択を放棄している。

このように考えると、いまとっている行動が、大変貴重なものであることがわかってきます。

人生は選択の連続

人生は選択の連続だと言われますが、選択した瞬間に選んだ選択肢と失った選択肢があります。

人間は選んだことには目が向きますが、失ったものには目が向きません。

人間生まれたからには必ず死ななければなりませんから人生は期間限定です。

人生80年として今60歳の人が1日に3回食事をするとしたら、残りの食事回数は21900回です。
今、60歳の人が21900回食事をしたら、人生の最後を迎えます。
今、70歳の人は10950回の食事で人生の最後を迎えます。
今、60歳の人で趣味の山登りに1年間に10回行く人は、山登りに行けるのはあと200回です。
70歳の人ならあと100回です。

平均寿命まで生きたとして限りある人生で選択していることがあと何回、行うことができるのかを意識すると機会費用についてもっと真剣に目を向けるようになるでしょう。

人生の機会費用を考える

もちろん、突然の幕切れがやってくるのが人生ですから、計算通りにはいきません。

1日1日、一瞬一瞬の選択で機会費用を最大化する生き方こそ、人生の元をとったと言える日々になるのではないでしょうか?

人間に生まれてきた喜びを実感する機会こそ、人生の機会費用が最大化する機会になるに違いありません。

人間に生まれてきた喜びが仏教の言葉には記されていますが、お父さんの葬儀で仏教の言葉に触れた知り合いの仏縁を念ぜずにはおれません。

お釈迦様物語 なぜ生まれてきたのか 修行者と少女

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ヒロ☆カズ

チューリップ企画のヒロ☆カズです。 31歳で肝臓の病気にかかり、2度の入院を経験しました。朝起きて仕事に行く。休日は友人と出かけるという当たり前の日常を失い、初めて、朝起きて仕事に行けることが当たり前でないことに気が付きました。 当たり前の1日がかけがえのない1日であることに気づけば、悩みが感謝の心へ変わるのかもしれません。闘病中に読んだ本や勇気をもらったさまざまな言葉からヒントを紹介したいと思います。
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