職場に噂話が好きな人ばかりでウンザリ…。振り回されないための心がけ


いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。

友人が「職場で同僚が噂話ばかりしている」と話していました。
友人自身もひそひそ話の標的になることがあるそうで、気にしないようにはしているけれど、「職場の空気が悪くて嫌だ」とウンザリした様子でした。

話している当人は楽しんでいるかもしれませんが、聞いている方はたまったものではありません。
今回は、噂話に振り回されないための対処法を考えてみます。

「噂話」にいいイメージがないワケ

「噂」を辞書で調べると、「世間で話題となっている、物事やある人の身の上についてのあまり確かでない話」と書かれていました。

あまり確かでない話、だけならば、ポジティブな話題とネガティブな話題どちらもあるはずですが、「噂話」という言葉にはネガティブな印象がつきまといます。
それは、噂話を発するのが、他でもない愚痴の心を抱える人間だからです。

愚痴とは煩悩の1つです。
ねたみやそねみ、うらみのドロドロした心のことで、仏教ではよく黒い鬼にたとえられています。

誰か特定の人にあるものではなく、すべての人にあるのが愚痴の心です。
他人の幸せが妬ましく、他人の不幸を見て喜ぶ心が誰しもあるのです。

そんな心が元になっていますから、ポジティブな話題が少ないのも無理はありません。

噂話は自分も他人も不幸にするだけ

噂話は憶測でどんどん広がっていくものです。
X(旧Twitter)には投稿を拡散する機能がありますが、広く拡散された話題が実は事実無根のデマだった、ということも少なくありません。

投稿した人は当然信用を失いますが、それを拡散した人もウソを広めることに加担したことになります。
それは現実社会の噂話も同じです。

言った本人は軽い気持ちで面白半分かもしれません。
しかし、言われた当事者は心に傷を負います。

相手を傷つけることを口にしたという行いの結果は、間違いなく言った本人が受けていくもの。
噂話の渦中の人を傷つけ、自分も不幸になり、周りの人もいい気分にはなりませんから、結局誰も幸せにしないのです。

振り回されないための心がけ

では、噂話を聞いたときにはどのような気持ちでいればいいのでしょうか。
3つのポイントを挙げたいと思います。

➀自分も同じ心があると知っておく

噂話を耳にしたとき、嫌な気持ちになり、もしかすると言った人を軽蔑したくなるかもしれません。
この時に忘れてはならないのは、自分にも同じ愚痴の心があるということです。

「自分はそんなことしない」と思うと、相手を下に見て、攻撃してしまうことがあります。
それでは本末転倒でしょう。

決して噂話などしない自分なのでしょうか?
自分の悪口を言っている人を見て、仕返ししたいという心は起きてこないでしょうか?
「あいつも同じように苦しめばいいのに」と思う心は出てこないでしょうか?

ちょっとしたきっかけで、自分も加害者になることがあります。
そのことを知っておくだけでも、自衛になるのではないでしょうか。

➁話の根拠を確認する

世の中には、根拠のないことをもっともらしく言う人がたくさんいます。
だからこそ、常に「どこから聞いた話なのか」を確認することが大事です。

「ネットに書いてあった」とか「〇〇さんが言っていた」というのは、何の根拠にもなりません。
本人から聞いたとか、公式から出ていた文書に書かれていたとかでない限りは、聞き流すのが得策です。

また、たとえ本人から聞いたと言っても、その言葉を独自に解釈していることもあります。

本人は特段意図を持って言ったことではないのに、聞いた人の受け止め方で、いいようにも悪いようにも聞こえてしまうのです。

結局、一番信用できるのは自分が実際に見聞きした情報だということです。
人づてに聞いた話、特に悪意のある内容は、受け取らないのが一番いいでしょう。

➂悪口という縁を遠ざける

では、たとえば噂が事実だったとしたら、言っても問題ないのでしょうか?

事実であれば何を言ってもいいということにはならないと思います。
事実であろうがなかろうが、相手が傷つくことならば、それは悪口です。

先ほど書いたように、私たちは誰しも噂や悪口を言いたい心を抱えています。
普段はやってはならないと抑えていても、何かのきっかけで言ってしまうことがあるのです。

特に、噂話や悪口を言っている人が近くにいると、少なからず影響を受けるもの。
善人とはケンカしてでも縁を持った方がいいが、悪人には決して近づかないほうがいいと言われます。

他人のことを悪く言っているな、と思ったら、その人には近づかないように心がけることが大事です。

まとめ

噂話が好きな人を見ると嫌な気分になりますが、それは愚痴の心から発しているものだからです。
私たちには誰しも他人の不幸を喜ぶ妬みやそねみの心があります。

だからこそ、噂話をしている人が近くにいたらじゅうぶん注意しなければなりません。
振り回されないためには、3つのポイントをおさえておきましょう。

➀自分も同じ心があると知っておく
➁話の根拠を確認する
➂悪口という縁を遠ざける

人間の心理をよく知って、噂話も受け流すようにしたいですね。

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わか

チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!
心が穏やかになった人へ
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