ポジティブになるには?明るく生きるための思考法を解説


いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。

「何か失敗するとどうしても引きずってしまう。もっとポジティブになりたい」と友人が話していました。
落ち込むことや嫌なことがあったとき、気持ちを切り替えるのは難しいことですよね。

今回は、明るく生きるために大切な考え方を解説したいと思います。

ただ明るいのがいいわけではない

そもそも、ポジティブとはどういうことでしょうか。
辞書で引くと、「積極的であるさま」と書かれています。

積極的であるということは、何事も前向きに取り組むということでしょう。
自信を持っていたり、あらゆることを肯定的にとらえられるのは、素晴らしいことです。
では、そこにしっかりとした根拠をもっているでしょうか。

たとえば、数日後に大事な発表を控えているとしましょう。
一般的にポジティブな人はこの時、「絶対大丈夫」と思うかもしれません。
この「絶対大丈夫」に、根拠があるかどうかは結構重要です。

「これまでたくさん準備も練習もしてきた。だから絶対大丈夫」ならば、しっかりした根拠があります。
ところが、「あんまり練習してないけど、まあ大丈夫でしょう」だとすると、少々不安が残ります。

本当の前向きさとは物事を正しく見ること

本当にポジティブになるには、物事を正しく見ることが大切です。
仏教では、因果関係をありのままに見ることを「諦観」と言われます。

仮に発表の場で失敗してしまったとき、失敗を忘れて気持ちを切り替えようと考える人もあるでしょう。
しかし、それは本当の意味で明るい生き方とは言えません。
次に発表の場があったとき、同じような失敗を繰り返す羽目になるからです。

本当に前向きな人は、失敗と向き合い、原因を突き止めて改善します。
また次の発表の場では、失敗を糧に向上していることでしょう。
失敗と向き合うことはつらいし、苦しいのですが、そこからでなければ前に進まないのです。

変えられることと変えられないこと

ネガティブな考え方になってしまう時に多いのが、「〇〇だったらよかったのに」などのタラレバ言葉です。

「もっと準備していれば恥をかかなくて済んだのに」
「あの人が手を貸してくれていたら、もっとうまくいったのに」

これは、決して変えられないことに視点を向けてしまっているので、いくら言っても仕方のないことです。
決して変えられないこととは、「過去」と「他人」です。
起きてしまったことは今更どうしようもないし、他人の行動を私がコントロールすることもできません。

逆に変えられることといえば、「未来」と「自分」です。
未来は、今からの行いでいくらでも変えられますし、自分の行動は当然自分でコントロールできるからです。

「過去」と「他人」に向いていた目を「未来」と「自分」に向けるだけでも、行動は変わるはずです。

まとめ

ポジティブと聞けば、明るく物事を考える様子を想像します。
何事にも前向きで、積極的なのはいいことです。

しかし、ただ明るければいいというものではないでしょう。
本当にポジティブになるには、嫌なことから目をそらさず、物事をありのままに見る視点が大切です。

因果関係をしっかりととらえ、視点を「未来」と「自分」に向けてみる。
そこから、明るい生き方が開けるのではないでしょうか。

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わか

チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!
心が穏やかになった人へ
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