思い通りにいかないことにイライラ|心に余裕がない時の大事な考え方
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
友人が「最近仕事が思うように進まなくてイライラしている」と言っていました。
会社全体が忙しく、次々用事が入るので、自分のやるべきことができないそうです。
たしかに自分の思い通りにいかないとストレスが溜まってきますよね。
このような時に必要な心がけとはいったいなんでしょうか?
思い通りにいかない世の中
「思い通りにいく」というのは、自分の都合にいいように物事が進んでいくことです。
逆に、思い通りにいかないのは、自分の都合に悪いことばかりが起きるということでしょう。
誰もが、思い通りにいってほしいと思っています。
しかし、日々生活していて、自分の思い通りになることはほとんどないと言ってもいいかもしれません。
実感としては思い通りにならないことだらけではないでしょうか。
いつもは思い通りにいかなくてもぐっとこらえて対処します。
しかし、忙しい時や疲れているときなど、余裕がないとイライラしてきてしまうのです。
心の中にいる自己中な自分
余裕がない時にイライラしてしまうのはなぜでしょうか。
仏教では、すべての人に我利我利の心があると教えられています。
我利我利とは、「他人はどうなってもいい、自分さえよければいい」という心です。
自分も他人も不幸にする心なので、慎まなければならないと言われます。
一般的にも自己中な人は嫌われるので、普段はみんなこの心を抑える努力をしています。
しかし、余裕がない時には我利我利の心が顔を出すのです。
だからこそ、自分ばかりが大変な思いをしていることに耐えられず、思い通りにいかないことに対してイライラしてくるのでしょう。
みんな堪忍しあっているのが世の中
では、思い通りにいかないのは果たして自分だけなのでしょうか?
「娑婆」という言葉がありますが、これはサンスクリット語に漢字をあてたものです。
娑婆とはこの世界のことで、別の言葉にすると「堪忍土(かんにんど)」と言われます。
堪え忍ばなければ生きていけない世界ということです。
日常は、堪え忍ぶことばかりです。
中でも、人間関係では忍耐の連続かもしれません。
人が集まれば、いろいろな衝突も生まれるでしょうし、気に食わないところも出てきます。
しかし、それでも関係が成り立っているのは、多少のことには目をつむって、堪忍しているからではないでしょうか。
私が堪忍していることもあれば、相手に堪忍してもらっていることもあるはずです。
そうやって日々お互いに堪え忍んでいるのでしょう。
一つ一つ取り組んでいけば道は開ける
世の中は思い通りにならないことが通常で、心に余裕がないとそれによってイライラしてしまいます。
しかし、それは自分だけのことではなく、みんなそうなのです。
思い通りにならないからといって、周りの人に八つ当たりしたり、やるべきことを投げ出しても何も変わりません。
むしろ、他人に迷惑をかけ、自分も損をしますから、状況は悪くなるでしょう。
それでは誰も幸せになりません。
心に余裕がなくなってきたなと感じたら、一度休息や気分転換をしてみましょう。
忙しい状況も、つらいことも、ずっと続くわけではありません。
一つ一つ取り組んでいけば、状況が打開できる時が来ます。
まとめ
忙しい時や疲れているときなど、心に余裕がないとイライラがたまっていきます。
思い通りにいかないのは苦しいことですが、みんな同じように忍耐しているのが世の中です。
むしゃくしゃしてしまうかもしれませんが、その心のままに行動すれば後悔するだけです。
まずは心を落ち着けて、一つ一つ取り組んでいきましょう。
わか
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