【疲れない働き方】人間関係のうまくいく人が必ず持っている思考
こんにちは、みさきです。
「ほんと人間関係はきついですね。でもすぐ辞める訳にはいかないし。相手は絶対変わらないし」
職場の人間関係でこう感じている人は、多いと思います。
今回は、人間関係がうまくいっている人が持つ思考について考えていきたいと思います。
自分は正しいという考えから離れてみる
人間関係で悩む原因の一つは「自分は正しい」と思い込んでいることです。
私たちは、一部しか見ていないのに、すべてを理解した気になって「自分は正しい、相手は間違っている」と思い込んで、衝突が起こります。
それが分かる話があります。
ある都市の王が、宮殿に生まれつき盲目の人たちを集めて、像を触らせました。
ひとりには象の鼻を、ひとりには象の足を、ひとりには象のしっぽをと、象の一部だけを触らせて、「では象とはどんなものか言ってみよ」と命じたのです。
するとひとりは「鋤(すき)の長柄のようなものです」と答え、ひとりは「石柱のようなものです」と答え、ひとりは「箒(ほうき)のようなものです」と答えた。
ほかの象の一部を触った盲人たちも、めいめいに「象はこんなものだ」と主張して、「お前は間違っている」と、殴り合いのけんかを始めました。
こんなことは職場でも起きます。
私たちは自分の仕事のことしか見えませんから、相手の意見が理解できず、自分が正しいと主張してしまい、相手が分からず屋のように思えてきてしまいます。
結果的に仕事が上手く進まなくなり、イライラし、心が疲弊してきます。
人間関係のうまくいく人が必ず持っている思考
一方、人間関係をうまく築ける人は、上司や同僚に対して「自分とは違う考えを持っている」ことを認めています。
これを仏教では「一水四見(いっすいしけん)」と言います。
一つの水を・・・
人間は飲み物と見る
魚は住処と見る
餓鬼は炎と見る
天人は瑠璃(るり)と見るところから、「一水四見」といわれます。
一つの物事も、一人一人の境遇や経験、立場によって、全く考え方が異なるということです。
一つの物事にも多角的な見方があることを知っていれば、「私が正しい、あなたは間違い」と自分の考えを押し通そうとせずに、相手は「どうしてそのような考えをするのだろう・・・」と、相手の立場から理解しようとします。
「一度で伝わることはありえない。何回か対話をしていこう」
「そういう見方もあるのか。気付かなかったな」
「この人の意外な一面を知ることができた、面白い人だな」
こんなふうに、お互いの違いを理解しようとすれば、しだいに認識のズレが小さくなって、本物の深い人間関係を築けるようになるでしょう。
深い絆で結ばれれば、自分を隠すことなく正直に反対意見や相談もしやすくなると思います。
あなたの心が少しでも軽くなり、心穏やかに過ごされますように。
みさき
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