イライラしたときに怒りを抑えるには?後悔に終わらないための対処法3選
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
先日ある人が、「最近いろいろうまくいかなくてイライラしている」と話していました。
職場でもつい周りの人にあたってしまうことがあるそうで、どうにかしたいと言っていました。
ダメだと分かっていても、つい怒ってしまうことは誰にでもあります。
しかし、実際に怒りを出してしまうと、後悔するのは自分なんですよね。
では、怒りを抑えるためにはどうしたらよいのでしょうか?
目次
怒りがおきるメカニズム
そもそも、なぜ怒りが起きるのでしょうか。
怒りが起きるのは、多くの場合「欲が妨げられたこと」に原因があるようです。
欲は煩悩の一つですが、すべての人にあるものです。
代表的な欲に5つあり、これを五欲と言われます。
・食欲…食べたい、飲みたいという心
・財欲…1円でも多くお金が欲しい、損したくないという心
・色欲…異性を求める心
・名誉欲…褒められたい、嫌われたくないという心
・睡眠欲…眠たい、楽がしたいという心
自分の思い通りに行かないことからイライラするのであり、それは突き詰めればこれらの欲を妨げられたときなのです。
怒ると必ず後悔する
面倒なことはしたくないのに、手のかかる仕事を押し付けられた。
最後の1個だったお気に入りのアイスを家族に食べられてしまった。
イライラは、そんなちょっとしたことから始まります。
そしてイライラが積もっていくと、何かのきっかけで怒りが爆発するのです。
「怒りは無謀に始まり、後悔に終わる」と言われます。
怒っているときには先のことは考えられませんから、見境なく相手に怒りをぶつけてしまいます。
そして、終わった後に「何であんなこと言ってしまったんだろう」と必ず後悔するのです。
怒りは他人も傷つけますが、結果的に自分も損をして終わります。
自損損他の行いなので、できるだけ抑えたほうがよいのです。
イライラしたときの対処法
イライラは怒りの前段階です。
なるべく爆発させてしまう前に対処したほうがよいでしょう。
ここでは、対処法についてご紹介します。
➀なぜイライラするのか原因を考える
まず、なぜ自分がこんなにイライラしているのか、心を見つめてみるのがいいと思います。
私たちはたいていの場合、「あの人が悪い」「この人のせいだ」と心の中で誰かを責めているのではないでしょうか。
確かに、相手がまったく関係ないとは言いません。
しかし、同じ人から同じことをされていても、特にイライラせず意に介さない人もいます。
そう考えると、直接的な原因は私の中にあるのです。
怒りの導火線は人によって違います。
笑いものになりたくない人は、名誉を大切にしているのです。
損したくないと思っている人は、財欲の強い人と言えるでしょう。
自分の心をよく見つめ、何に対してイライラしやすいのかを知るだけでも冷静になれるのではないでしょうか。
➁なるべく一人になる
イライラしているときというのは、怒りの導火線に火がつきやすい状態です。
ですから、ちょっとしたことで火がつき、周りにいる関係ない人に当たってしまうこともあります。
それによって相手を傷つけたら、人間関係に亀裂が入り、損をするのは自分なのです。
いくら「あの人があんなことを言ったから」と伝えても、元には戻らないでしょう。
少なくとも、誰かに当たるということが無いようにするためには、なるべく一人になるしかありません。
イライラしているな、と感じたときは、極力他人から離れてクールダウンする時間を作りましょう。
③縁が来たら何でもする自分、と自覚する
世の中は怒りによる事件であふれています。
言い争いの末に相手を殴って傷害事件になってしまったり、
怒りから建物に放火し、何人もの人の命を奪うような事件もありました。
自分はそんなことまでしない、と言い切れるでしょうか。
有名な古典である『歎異抄』には、私たちは「煩悩具足の凡夫」だと書かれています。
「欲や怒りの煩悩でできているのが人間だ」ということです。
また、このようにも書かれています。
「さるべき業縁の催せば、いかなる振る舞いもすべし」
(縁さえくれば、どんなことでもする自分である)
まだ縁が来ていないから大事になっていないけれど、縁が来たら何をしでかすかわからない。
そういう種をみんなが持っているということです。
それを知ると、イライラしたときは特に注意しなければならないという意識に変わるのではないでしょうか。
まとめ
イライラすることは誰にでもあります。
しかし、怒りのままに振舞えば必ず後悔しますから、怒りは抑えなければなりません。
イライラしたときは、次の3つを心掛けましょう。
➀なぜイライラするのか原因を考える
➁なるべく一人になる
③縁が来たら何でもする自分、と自覚する
後悔することのないよう、お互いに気を付けていきたいと思います。
わか
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