【人間関係がラクになる】強い心の持ち主になれる人、なれない人の違い
こんにちは。みさきです。
メンタルの強い人を見て「自分もあの人のように自信を持って楽しく生きたい」と思うこと、ありますよね。
どうしたらメンタルが強くなるのでしょうか。
それを知るためにも、今回も強い心の持ち主の特徴について、考えていきたいと思います。
心の強い人と弱い人の違いは
「心の強い人」と聞くと、「何事にも動じない人」とイメージされるかもしれませんが、そんな不動心を持った人は実は稀です。
私たちの心は常にコロコロと変わっていて、一つの感情にとどまることはありません。
どんな人にも変わりやすい心があり、快・不快があり、喜怒哀楽があり、いろいろな思いがあり、それは「心の強い人」も同じなのです。
では「心の強い人」と「心の弱い人」とは、いったい何が違うのでしょうか。
それは「心の反応」にあります。
「心の強い人」は、不安や怒り、悲しみなどの負の感情に対する対処が上手いのです。
特に次の4つに対する「心の反応」が違っています。
・失敗したときの心の反応
・他人と関わるときの心の反応
・他人と比較したときの心の反応
・過去に対する心の反応
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この4つの中で今回は「他人と関わるときの心の反応」についてお話しします。
他人と関わるときの心の反応
Bの特徴に当てはまる人は、いつも他人を優先しようとして、自分を後回しにしすぎている人かもしれません。
今は少し自分を優先して、疲れた心を受け入れてみてはいかがでしょうか。
人間関係がラクになる|強い心を持つ重要ポイント
他人と関わって心が疲れたときは、何よりも早期発見が大事です。
誰でも風邪などの身体の病気については、すぐ咳や熱の症状に気付き、早期に治そうとします。
ところが心の症状については、結構私たちは放置したままにしてしまうのです。
それで本当は休まねばならないところを、さらに自分に追い打ちをかけてしまい、よけいこじらせてしまうことがあるのです。
たとえば誰かとのことでストレスを感じ、イライラが募って感情が抑えきれず、悪口や暴言を吐いて、今の立場を失い、よけい苦しくなります。
それで「あの人のせいだ」と憎むようになります。
そのうち自暴自棄になり、大切なものまで捨ててしまいます。
「こんなにしてきたのにこんな目にあった」と投げやりになり、逃げ出してしまうのです。
あるいはお酒やドラッグに溺れたり、高級品にのめり込んだりしてしまうこともあります。
今の苦しみを一時でも忘れようとしての行動なのですが、それがいっそうその人を苦しみに追い込みます。
仏教ではこれを「惑(わく)・業(ごう)・苦(く)」と教えられています。
「惑」とは、迷い・惑い・煩悩のこと。
「業」は悪い行い。
「苦」は苦しみのことです。
「惑」が「業」を生み、「業」が「苦」を生む、
そして「苦」が「惑」を生む。
「惑」⇒「業」⇒「苦」⇒「惑」⇒「業」⇒「苦」⇒・・・
苦しみが延々と続いてしまうことです。
心の強い人はこういう事態にならないように、「心が疲れたな」と感じたら早期発見し、対処するのです。
では、どんな対処法があるのでしょう。
心の疲れに対する処方箋
心が強くなるのに何より大事なことは、自分がどう感じているかに気付くことです。
心が疲れたときには、自分の本当の感情をおし殺さないことです。
自分の感情を知るには次の方法がお勧めです。
①日記を書く
不安や怒りなどの感情を言葉に表現していくと、負の感情が和らいできます。
(参考)逆境を克服する日記の書き方
②信頼する人に相談してみる
自分の弱い感情を口にすることは勇気のいることかもしれませんが、
あなたを好きな人は、真剣に相談を聞いてくれるはずです。
③仏教を学んでみる
「仏道をならうというは、自己をならうなり」と言われるように、仏教は、深く私たちの心を洞察した教えです。
(参考)ありのままに見るとは|本当の私とは
このように自分の心を見つめることが、心の疲れに対する処方箋になるのです。試してみてください。
きっと心が軽くなりますよ。
みさき
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