他人に流される人生は終わりにしよう!|自分の人生を邪魔しない他人の意見の受け取り方
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
知人が、「うちの妻は親戚や周りの人の言葉を気にしすぎている」と嘆いていました。
奥さんは子どもの教育や、家庭のことについて度々アドバイスを受けるそうですが、それらに流されてしまっているそうです。
「友達に勧められたから新しい服を買った」
「あの映画はたくさんの人が観に行ってるから観たい」
「親に言われたから仕事を変えた」
周りの人から何か言われると何となく無視できなくて、その言葉に流されてしまうんですよね。
今回は、他人の言葉をどのように受け取ったらよいのかを考えます。
他人に流される理由
他人に流されてしまうのは、自分の考えに自信がないからかもしれません。
考えに自信がないから、他人の意見の比重が重くなってしまうのです。
日本人は周りの人に合わせる傾向にあると言われます。
多数派の意見に従っておけば間違いないという安心感が働くのでしょう。
ですから、他人から言われたことを鵜呑みにして、流されてしまうのです。
他人に流されたままでいい?
他人の意見に流されるとき、自分の中には明確な理由がないことが多いのではないでしょうか。
「なぜそれがほしいの?」と聞かれたら、「あの人が勧めるから」と答えるかもしれません。
自分自身が本当に欲しいと思って求めているのではないのです。
手にして満足できればいいのですが、自分が求めているものとは異なることも多いでしょう。
そうすると、自分自身は「あの人が勧めたから選んだのに」と不満に思いますが、当の勧めた本人は何一つ責任は取ってくれないのです。
他人に流されたままでは、自分自身が損をするだけなのではないでしょうか。
都合で変わる言葉
『歎異抄(たんにしょう)』という古典の一節に次のような内容があります。
「煩悩具足の凡夫・火宅無常の世界は、万のこと皆もって、空事・たわごと・真実あることなし」
「煩悩具足の凡夫」とは、煩悩でできている人間ということ。
「火宅無常の世界」とは、いつ何が起きるか分からない不安な世の中ということです。
煩悩の中でも代表的なものに欲があります。
自分の心を見つめてみると、自分の欲を多く満たしてくれる人を良い人、欲を満たすのを妨げる人を悪い人と判断していることに気づきます。
そういう欲に動かされているのが私たちですから、他人に言葉をかける時も自分の都合のいいように言っているだけなのです。
都合が変われば、言うことも変わります。
状況が変われば、評価もコロッと変わります。
煩悩でできている私たちが、いつ何が起きるか分からない不安な世の中に住んでいるのですから、真実はないと言われるのも無理はないでしょう。
他人の意見の受け取り方
他人の意見を丸ごと受け取って自分の人生の選択をするのは、大きなリスクが伴います。
ただ、真実がないからといって、まったく他人の意見を聞かなくていいということではありません。
「3人の人から同じ注意を受けたら直した方がいい」とも言われます。
他人の意見を上手に受け取ることができれば、自分の人生を邪魔することなく、向上の縁にすることもできるでしょう。
他人に流されてしまう人は、他人の言葉に主軸を置いて物事を決めてしまっているのです。
他人の意見はあくまでも一つの判断材料。
参考として受け取って、最終的には自分がどうしたいのかを考えて決めた方が良いのではないでしょうか。
まとめ
自分の考えに自信がないと、他人の意見に主軸を置いて、流されることを選んでしまいます。
しかし、流された結果、自分の思ったような状況にならず、不満に思うことが多いのではないでしょうか。
他人は決して私の人生には責任を持ってくれません。
私自身が決断して、人生を歩んでいく必要があるでしょう。
それには、他人の意見に流されるのではなく、参考程度に受け取って、それをもとに自分で決めることが大事です。
他人の意見を賢く受け取って、良い毎日を送りたいですね。
わか
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