自己肯定感の低さの正体を知れば、生きづらさから解放されます
こんにちは。”伝わる”技術研究家のみさきです。
本屋やネット上には、自己肯定感をあげる方法についての情報が所狭しと並んでいます。
それだけ自分に自信を持ちたい、変わりたいと思っている人が多いからでしょう。
自己肯定感が高い・低いの正体は?
自己肯定感とは字の通り、自己を肯定する心・感情のことです。
「自分は大切な存在だ」と自己を受け入れられる心の状態です。
自己肯定感を持てない人は、何かと他人と比べて、自分を評価しようとします。
能力や容姿、性格などを他人と比べて、自分はいていい存在なんだ、自分なんかいない方がいいんだ、と必要以上に一喜一憂するのです。
自己肯定感が低い人は、同期が先に昇進すれば、認められない自分はダメなんだと自信を失います。
それでいて同期に嫉妬している醜い自分に、さらに自己嫌悪します。
美人やイケメンの友人を見ると、自分の容姿にコンプレックスを感じてしまい、そういう友人を避けようとします。
多かれ少なかれ皆持っている心ではありますが、必要以上に他人との比較にこだわってしまうのです。
トップスターとして一躍脚光を浴びていた有名人がドラッグに溺れた原因を「次から次に才能に溢れるスターが誕生し、自分が忘れ去られていくことに不安と焦りからだった」と告白しました。
この人も自己肯定感を持てず、他人が気になって仕方なかったのでしょう。
比較する気持ちの強い人は、逆に自分より仕事の要領の悪い人を見ると、どこか心がホッとします。
「自分はあの人よりはマシだ」という心が出て、気持ちが安らぐのです。
これでは比較する人によって、心はめまぐるしく浮き沈みすることになり、心は安心できません。
自己肯定感を持つにはどうしたらよいか
では自己肯定感を高めるにはどうしたらよいのでしょうか。
それにはまず「ありのままの自己をよく知る」ことです。
誰かと比較した自分ではなく、正しく自分を観ていくことです。
仏教にはその「本当の自己とは何か」を知ることの重要性が徹底的に教えられています。
お釈迦さまが仏教を「法鏡」(ほうきょう)といわれたのは、ここに由来しています。
「法」(ほう)とは「ダルマ」「ありのまま」「真実」という意味です。
「法の鏡」ですから、ありのままの自己を映す鏡、ということです。
ありのままの自己を知らないから、様々な人と比較し、劣等感にさいなまされたり優越感にひたったり、ジェットコースターのように安定しない、浮き沈みの激しい心になるのです。
まとめ
自己肯定感の低い理由の一つに、誰かと比較して自分を評価している心があります。
これは相手によって自分の評価が変わりますので、心が落ち着くことはありません。
人は人、自分は自分、本当の自分がわかれば、人の姿、言動に一喜一憂することもなくなるはずです。
本当の自己とは何か、仏教という鏡にどう説かれているか、詳しくはこちらの記事からどうぞ。
みさき
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