原因と結果の関係を正しく見ていますか?|他人の言動に惑わされない生き方(後半)
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
私たちの心は外からの働きかけによって動き出します。
ですから、他人の言動をきっかけに不安になったり、イライラしたりということが出てきます。
他人の言動に惑わされずに生きるためにはどうしたらよいのでしょうか。
前回は原因と結果の関係について紹介しました。
今回は、前回に引き続き、原因と結果の関係から見ていきたいと思います。
あなたを惑わせている本当の原因
前回、自分の行いと縁が結びついて結果が生じるという因果の道理をご紹介しました。
仏教では、1つの例外なくすべての結果は自業自得だと教えられています。
これは悪い意味にばかり使われる言葉ですが、業とは行いのこと、得とは自分が受ける運命のことです。
つまり、自業自得とは、自分のした行いが自分の運命を生み出しているということ。
ですから、善いのも悪いのも、自分に来た結果はすべて自業自得なのです。
そう考えると、「惑わされている」という結果の原因も自分自身にあることになります。
あなたを惑わせている本当の原因は他の誰でもなく自分自身の中にあるのです。
他人はあくまでも縁
では、私が惑わされていることに他人はまったく関係ないのでしょうか?
とてもそうとは思えないでしょう。
もちろん、他人が全く関係ないということではないのです。
前回の内容で言えば、他人は縁です。
他人を気にしすぎてしまう私の心と、他人の言動という縁が合わさって、惑わされるという結果が生じます。
惑わされないためには、因か縁かを変える必要があるでしょう。
他人ではなく自分を変える
因を変えれば、縁は変わらなくても結果が変わります。
縁を変えれば、因は変わらなくても結果が変わります。
どちらかを変えれば結果は変えられるのです。
では、どちらを変えるべきでしょうか。
私たちはついつい他人に変わってもらうことを望んでしまいますが、他人を変えるのはとても難しいことです。
余計に労力がかかって疲れる一方かもしれません。
対して、自分の行動を変えるのは心がけ一つですから簡単です。
他人に変わってほしいと願うより、自分で行動を起こした方が時間も労力もかけずに済むのではないでしょうか。
惑わされないために大切なこと
他人の評価を気にしすぎると、一つ一つの言動に対して惑わされてしまいます。
しかし、他人の評価が必ずしも正しいわけではありません。
どんなことも、未来を作っていくのは自分自身です。
他人は私のことに対して好き勝手言っていても、責任はとってくれません。
最終的な決定権は、私にあるからです。
「3人から同じことを言われたら直した方がいい」と言われるように、他人の言動で参考にすべき点もあるかもしれませんが、すべてを受け取って悩む必要はないのではないでしょうか。
一番大切なのは、他人がどう思うかということではなく、自分が何をしたいかということなのです。
まとめ
仏教の因果の道理では、すべての結果はよいのも悪いのも自業自得だと教えられます。
ですから、私が惑わされているという結果の原因も実は私の中にあるのです。
他人の言動はあくまでも縁ですから、参考程度に受け取るぐらいでよいと思います。
まず、自分自身がどうしたいのかをよくよく見つめていくことが大切なのではないでしょうか。
わか
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