他人に頼るのが苦手なあなたへ|自分を肯定して心が楽になる3つの考え方
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
私の知人に、他人に頼ることが苦手だと言う人がいます。
頼ることができないので、何でも自分一人で片づけようとしてしまうのだそうです。
その知人曰く、「他の人が自分を頼るのはいいけれど、自分が誰かを頼ることはできない」とのこと。
借りを作ってしまうようで嫌だと言っていました。
他人に頼るのが苦手な人は意外と多いと思いますが、それではいざというとき自分が困ります。
今回は、他人に頼るのが苦手だという人へ、心が少し楽になる考え方を紹介したいと思います。
目次
頼るのが苦手な人2つのパターン
他人に頼るのが苦手な人には2つのパターンがあると思います。
1つは、何でも自分でできてしまう人。
もう1つは、自己肯定感が低い人です。
何でも自分でこなせれば、そもそも人に頼る必要はありません。
他人に頼ると、本当にやってもらえるかどうか気をもまなければいけませんが、自分ですべて完結できれば何の心配もいらないのです。
そう考えると、他人に頼むより自分ですべて片づけた方が気が楽でしょう。
しかし、何でも自分でできる人というのは少数派です。
多くの人は、自分だけでは対応できないので、誰かと助け合って物事を進めていくもの。
それなのに、他人に頼るのが苦手だと言う人は、自己肯定感が低い人だと言えるかもしれません。
頼ることに苦手意識を持つ理由
自己肯定感が低い人は、「自分なんかに手を貸してくれる人はいない」と考えがちです。
誰かに頼ろうとしても、断られたら傷つくので、それが怖くてなかなか言い出せないのです。
もし自ら進んで手伝ってくれる人がいたとしても、「何か裏があるのでは」とか「本当は迷惑に思ってるんじゃないか」とか、色々と悩んで、心の負担ばかりが増えていきます。
頼るというのは相手を信頼しているからこそできることです。
いざ信頼しても、その気持ちを裏切られてしまったら嫌だなあと思うのでしょう。
それなら、大変でも自分で全部やった方が気が楽だと思う人も多いのではないでしょうか。
頼ることに苦手意識を持つのは、嫌われたくない傷つきたくないという心の表れなのです。
自分を肯定する3つの考え方
頼ることに苦手意識があるとはいえ、生きている限り1人ですべてを片づけられるということはそうそうありません。
どのみち頼る必要があるならば、苦手だと心に負担を抱えるよりも、気持ちを楽にして頼りたいものです。
では、どうすれば苦手意識を克服して心を楽にできるのでしょうか。
3つの考え方を紹介したいと思います。
①頼ることで相手を喜ばせる
相手が迷惑に思うのではないか、と心配になるのは、自分が頼ることで相手の負担が増えると考えるからです。
しかし、必ずしも頼ることが相手の負担になるとは限りません。
誰でも、人の役に立ちたいという思いは大なり小なり持っているものです。
もし、自分ができることで力になり、感謝され、喜ばれるのなら、それは嬉しいことだと思います。
忙しくて引き受けることができないなら断っているはずです。
相手が引き受けてくれたのなら引け目に思うことなく、頼ってもよいのではないでしょうか。
感謝を忘れなければ、相手も喜んでくれて一石二鳥のよい行いとなるのです。
②今までのタネまきの結果
相手には何のメリットもないのに引き受けてくれる理由が分からない。
そんなときは、素直に頼ることができないものです。
「何か裏があるのでは」と感じてしまうかもしれません。
そういうときは、今まで自分がまいてきたタネが今結果となって表れていると考えましょう。
相手も忙しいですから、どうでもいい人の頼みは引き受けません。
あなたの頼みを引き受けてくれるのは、信頼関係があってこそです。
それは、あなた自身が今までコツコツ積み重ねてきたことの結果なのです。
結果には必ず原因があるもの。
具体的に何かは分からなくても、そのように考えてみると少し自分を肯定できるのではないでしょうか。
③頼ることはとても効率的
1人でやった方が時間がかからず、コストも抑えられるというのなら誰かに頼ることはいらないでしょう。
しかし、無理して1人で片づけようとすると、多くの場合、余計な時間とコストがかかっていることがほとんどです。
頼ることで、あなたは賢い選択をしたのです。
もしどうしても頼ることに引け目を感じるのならば、その浮いた分の時間とコストを使って、相手にお返しをしましょう。
1人で片づけると孤独に大変な思いをしなければなりませんが、頼ることで自分自身も助かり、相手もお返しがあって喜びます。
喜ぶ人が2人になるので、そういう意味でも効率的と言えるかもしれません。
まとめ
他人に頼ることが苦手な人は多くありますが、考え方を工夫すれば、心の重さも取り除くことができます。
・頼ることで相手を喜ばせる
・今までのタネまきの結果
・頼ることはとても効率的
頼ることは決して相手の負担ではなく、喜ばせることにもつながることを知ると、少し心が楽になるのではないでしょうか。
こちらの記事では、仕事を他人に任せられないという人へ、タイプ別に対策を紹介しています。
→任せたいけど任せられない人へ 一番の原因は自分の心にあります(1)
他人に頼れるようになると、自分ができることももっと増えていくかもしれません。
わか
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