結果が出ず苦しい時に罠に落ちない為の対策は「果報は寝て待て」
こんにちは。
“伝わる”技術研究家のみさきです。
同僚から梨をいただきました。
口の中で甘さとジューシーさが広がり、とても美味しかったです。
梨で思い出すのは、小学校の先生に言われた言葉。
「桃栗3年、柿8年、梨の大馬鹿13年」ということわざです。
小学生の時、私は“空中さかあがり”がなかなかできませんでした。
練習して2ヶ月になるのに、まだできない。
クラスメイトのほとんどができるようになったのに、
私はできずに落ち込んでいました。
その時に、担任の先生が
「桃栗3年、柿8年、梨の大馬鹿13年」だぞと、私を励ましてくれたのです。
「桃や栗は果樹を植えてから実を結ぶまで3年、柿は8年、梨は13年もかかるんだぞー。」
努力を続けることの大切さを教えてくれたのです。
気をつけて!苦しい時に陥(おちい)りやすい罠
人生の中には、なかなか上手くいかないことが多くあるでしょう。
「自分は人一倍、努力も勉強もしている。それなのに、良い結果を出せないのはなんでだろう…」
そんな時は、「早く結果が欲しい」と焦ります。
オリンピック選手が記録を出せず、ドーピングをして出場停止ということがあります。
地道な努力を続けてきて、その努力の結果が欲しくなり焦ってしまったのでしょう。
適齢期で友達はどんどん結婚しているのに、自分はまだ独身。
付き合う人がいても、貯金がなかったり、二股かけられていたりと、男性を見る目がない…。
焦って、早く結果が欲しいと、よく考えずに行動を取ってしまい、失敗することもあります。
また、頑張っているのに結果が出ないと、「もうやめてしまおうか」という心が出てくることもあります。
アメリカの鉄道王ハリマンはこう言っています。
「もう一息が乗り切れず、立派な仕事をメチャメチャにする者がいかに多いことか」
苦しい時の対策は「果報は寝て待て」
「早く結果が欲しい」「もうやめてしまおうか」と苦しい時に先ほどの「桃栗3年、柿8年、梨の大馬鹿13年」をふと思い出します。
大人になってから読んだ「自助論」という本の中にも、こんな言葉がありました。
作物を刈(か)り取るには、まず種をまかなくてはならない。
その後は、収穫の時期がくるのを忍耐強く待ちつづける必要がある。
そして多くの場合、いちばん待ち望まれる果実ほど実を結ぶのはいちばん遅い。
だから一刻も早く成果を得ようなどとあせってはダメだ
あの先生はこのことを知って伝えてくれたんだな、と知りました。
私の人生にとっての大切な教訓となっています。
「果報は寝て待て」というのも同じ意味だそうです。
少し前まで私は「果報は寝て待て」の意味を誤解していました。
“果報(幸運)は人の力ではどうにもならないから、焦らずに時機が来るのを待てばいい”と、理解していたのです。
ゴロゴロ寝ていれば、そのうち良い機会がくるんだろうかと、腑(ふ)に落ちずにいました。
本当は
”コツコツ努力していれば、必ず結果は返ってくる。まだ返ってこないとイライラしたり、焦ったり、こんなに結果が出ないのなら、いっそのことやめてしまおうかと、思う必要はありませんよ。コツコツ努力をしていれば、必ず結果は返ってくるのだからゆっくり待っていなさい。ただコツコツ努力することをやめてはいけませんよ。”
という意味なんだそうです。
結果がなかなか出ない時は心が潰(つぶ)れそうになることもありますが、成功の果実を育てている段階です。
途中で焦ったり投げ出したりせず、努力を続けていく大切さを忘れずに夢を叶(かな)えていきたいですね。
まとめ
物事が上手くいかないときや苦しい状況のときは、「早く結果が欲しい」「もうやめてしまおうか」という心が出てくることがあります。
「果報は寝て待て」と言われるのは、結果が出ない間もコツコツと励んだ努力は、必ず成功の果実を実らせるということです。
結果が出ずに苦しんでいらっしゃる今は夢に近づいている途中なので、“焦らず”に果報は寝て待ってみてはいかがでしょうか?
「もうやめてしまおうか」と弱い心が出てきた時に知っておくと、継続しやすい思考法も紹介しています。
→三日坊主の自分とさよならする(解決編)|克服する3つの方法
みさき
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