写真(静止画)に化粧する時代の到来|写真に化粧する時代を穏やかに過ごすヒントとは??
心穏やかアドバイザーのヒロカズです。
弊社の上映会に来られたお客様とお話する機会があると、お一人お一人今ここに至るまでの人生ドラマがあることが知らされます。
話をお聞きして思い出した話を今日は紹介します。
静止画が動き出す
美術の静止画で名画と言われるものは、その静止画の前に立つと絵が動き出すそうです。
例えば、女性の静止画が描かれてあった場合、その女性がこれからどちらに振り返るか絵を見ていると伝わってくる。
子供の静止画が描かれてあった場合、その子供がどこから走ってきてどこへ走り出すかが伝わってくる。
そういう美術の静止画を名画というのだと聞きました。生きた静止画と言われるそうです。
静止画が動き出すのは、その静止画の中に女性の、今と今までと今からが収まっている。
その子供の、今と今までと今からが収まっているからだそうです。
反対に描かれた人物の今までと今と今からが見えない絵は死んだ絵なのかもしれません。
限られた空間の中で時の流れを表現できるかどうかで、美術の静止画は生きもすれば死にもするのでしょう。
人生の静止画(写真)を見る
人生も今の一瞬を切り取れば、皆、静止画を描いていることになるのではないでしょうか?
今この瞬間、カメラで写真(静止画)をとれば、誰でも今この時を写真の静止画に収めることができます。
その写真には美術の静止画と同じように一人一人の今と今まで今からの人生が写し出されているのかもしれません。
「20歳の顔は、自然の贈り物。50歳の顔は、あなたの功績」
シャネルの創業者ココ・シャネルの有名な言葉です。
まさに顔にはその人の人生が収まっているのでしょう。
ぼーと生きてきた人はぼーとした顔をしている。ニコニコしてきた人はニコニコした顔をしている。
ぼーとした顔とニコニコした顔とどちらに声をかけやすいか考えると未来が見えてくるのかもしれません。
今この瞬間の顔は一人一人の今と今までと今からが表れているに違いありません。
写真(静止画)に化粧する時代
現代は写真に化粧する時代だと言われます。
スマホカメラで写真を撮れば、誰でも簡単に写真の色合い、明るさ、形などを加工し、今の一瞬を最も輝く姿でSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に残すことができます。
写真の腕ではなく写真に化粧する腕を競い合う時代がやってきているのかもしれません。
写真に化粧がしやすくなればなるほど、素材の美しさがますます問われるに違いありません。
ココ・シャネルの「20歳の顔は、自然の贈り物。50歳の顔は、あなたの功績」という言葉には素材の美しさは生まれ持ったものではなく、その人が何を願い、何を語り、何を行ってきたかによって磨かれるということを示しているのではないでしょうか。
まとめ
日々何を願い、何を語り、何を行うかによってその人の顔にその人の人生が映し出されるならば、毎朝、鏡の前に立った時、昨日の自分に「ありがとう」。今日の自分に「よろしくね」。明日の自分に「待っててね」。と、鏡に映った自分の顔に向かって語りかけ、自分の顔(人生)を認めるところから始めてみてください。
きっと日々、自己の言動を前向きに実行することができるようになるでしょう。
そして、人と比べるのはやめましょう。その朝の積み重ねが写真(静止画)に化粧する時代を穏やかに過ごすヒントになるでしょう。
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ヒロ☆カズ
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