同僚や部下の協力を得たい|周囲の人を巻き込むシンプルな方法
こんにちは、みさきです。
職場でプロジェクトリーダーを任されたとき、成功のポイントは、どれだけ周囲の人を巻き込めるかだと思います。
特にプロジェクトリーダーになるのが初めてだったり、大きなプロジェクトリーダーを任されると、同僚や部下に協力してもらえるかどうか、とても不安になります。
話を持ちかけても、断られることもしばしばで、自分はリーダーには向いていないのではないかと心が疲弊してきます。
今回は、周囲の人を巻き込む力を磨く、とてもシンプルな方法を仏教から学びたいと思います。
周囲を巻き込めない原因を知る
協力をしてもらいたい人に断られてしまうのはなぜでしょうか。
相手が多忙すぎてタイミングが悪かった、という場合は時期を改めたら協力してもらえるかもしれません。
しかし多くの場合、最初は程良く断られるのが普通だと思います。
断られて落ち込まないようにするには「相手の心は動かなくて当たり前」と知ることです。
相手も忙しいですし、したいこと、果たしたいことを取り組んでいるのです。
そんな中、協力してくれるのは決して当たり前ではありません。
自分と相手は立場や経験が異なりますので、当然利害も違ってきます。
相手の利害もよく考えて協力を頼まなければ、むしろムッとされ、態度をかたくなにさせるだけです。
当たり前のことなのですが、普段の職場の人間関係で意外と抜けがちな盲点です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
お互いの立場の違いを自覚すれば、どうすればそのギャップを埋めて協力してもらえるかを考えるようになります。
協力してもらいたい相手の心を動かすには
相手が忙しい中で協力をしてもらう方法は、その相手の理解を深めることです。
人に協力してもらいたいときには、自分の要望は強く主張しますが、相手の都合はなかなか聞けないものです。
自分にとっては大事なプロジェクトであっても、相手にとって関心があるとは限りません。
また協力したいと思っていても、今は自分の仕事で手いっぱいで協力できる状況ではないのかもしれません。
自分のプロジェクトを成功させるために相手から時間や労力を奪うばかりでは、相手は協力してくれません。
そんな相手から「YES」をもらうには、会話を重ねて相手の状況や利害を先に知ることが大切です。
仏教では「自分がやりたいことができれば、周りのことはどうでもいい」という心は、我利我利(がりがり)の心で嫌われます。
「我が利益、我が利益」ということですから、自分のことばかりで、他人はお構いなしの心です。
反対に「他人を幸せにすることが、そのまま自分の幸せになる。
だから、相手を幸せにしよう」という心は自利利他(じりりた)です。
協力してもらいたい相手の話を共感しながら聞いていくと、相手はしだいに、自分のことを尊重してくれていると感じ、今度はお返ししよう、とあなたが恵まれます。
自利利他は、相手を幸せにするままが自分も幸せになれるのです。
みさき
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