言辞施(ごんじせ)は「人間関係がうまくいかない」を変える秘訣
こんにちは。心の悩みサポーターのこうへいです。
1泊2日で勉強会に行ってきました。
そこで出会った参加者の方と昼休みにゆっくりとお話をする機会がありました。
「人間関係がうまくいかない」という悩みがあると言っていました。
この方に限らず、「人間関係がうまくいかない」と悩んでいる人は多いと思います。
「人間関係がうまくいかない」を改善する秘訣は言辞施(ごんじせ)
「人間関係がうまくいかない」を改善する秘訣は、ちょっとした一言にあると言われます。
仏教には、言辞施(ごんじせ)という言葉があります。
言辞施(ごんじせ)とは、心からの優しい言葉をかけることです。
誰にでも、つらいことや悲しいことがあります。
そんなときには自分の気持ちを誰かに分かってもらいたい、共感してもらいたいと思うのではないでしょうか。
そのときに、「つらかったんだね」「悲しかったんだね」「ずっと我慢していたんだね」と声をかけてあげる。
声をかけてもらった人はどれだけ救われるか知れません。
これが言辞施(ごんじせ)なのです。
また誰にでも頑張ったことを認めてもらいたいと思うときがあると思います。
そんなときに、誰も何にも言ってくれないと悲しくなり、腹が立つ人もあるでしょう。
逆に、自分の頑張りを認めてくれる人があるとどんなに嬉しく、救われた思いがすることでしょう。
「頑張ったね」「努力したんだね」
この一言があるだけで全く違うのではないでしょうか。
言辞施(ごんじせ)は他人を幸せにする行為
言辞施(ごんじせ)の「施」とは、布施ということで、私たちに馴染みのある言葉で言うと親切ということです。
親切は他人を救う、幸せにする、相手に喜んでもらう行いを言いますから、言辞施(ごんじせ)は上で述べたように、他人を幸せにする、相手に喜んでもらう行いなのです。
仏教では、「救う人が救われる」とか「恵む人が恵まれる」と言われ、「与える(他人を幸せにする)ことだけを考えなさい」と教えられます。
私を認めてほしい、私を大切にしてほしいではなく、他人の心を分かってあげよう、他人の頑張りを認めてあげようという心がけが大切なのです。
言辞施(ごんじせ)は口下手な人はできない?
このように聞くと、「私は口下手なので、そんな気の利いたことは言えない」と思う人もあるようです。
大切なのは、相手の分かってもらいたい、認めてほしいという思いに応えてあげることです。
たった一言のつたない言葉でも、分かってくれている、認めてくれているということが相手に伝わればいいのです。
口が達者過ぎて、余計なことを言ったり、相手が聞いてほしいと思っているのを無視してしゃべりまくる方がよくなかったりします。
私も普段はあまり口数は多くはありませんが、言いたいことがあったり、気の置けない相手に対しては、冗長になって余計なことを言ってしまうことがあります。
言葉で他人を傷つけてしまい、どれだけ後悔したか知れません。
気を付けたいものです。
まとめ
言辞施(ごんじせ)とは、心からの優しい言葉をかけることです。
相手の気持ちを分かってあげて、その気持ちに共感する言葉をかけたり、相手の頑張りを認める言葉を言ってあげることです。
たった一言で相手がどれだけ喜び、救われるかしれません。
恵む人が恵まれますから、職場・家族・友人などの「人間関係がうまくいかない」と悩んでいる人は、与える(他人を幸せにする)ことだけを考えていくのはどうでしょう。
こうへい
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