とっさの言葉かけで大切なことは?言葉の元にあるのは心


いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。

何か言葉をかけなければいけないタイミングは、いつも突然やってきます。
大きな失敗をして落ち込んだ友達を励ますとき。
病気で入院していた上司が退院して戻ってきたとき。
間違っていることを注意するとき。

あらかじめ起こることが分かっていれば、言葉を準備しておけるでしょう。
しかし、そんなことはめったにありません。

とっさの時にどんな言葉をかけるのがよいのでしょうか。

思った以上に影響力がある言葉

その場で発した言葉は目に見えません。
多くの場合、残ることもないので、つい気を抜いてしまうのが言葉です。

しかし、発した言葉は思った以上に大きな影響を与えるもの。
ちょっとした気持ちで発言した言葉によって、芸能人や政治家が炎上するニュースもたびたび目にします。

また逆に、何気なく言った一言が相手を勇気づけたり、大きな原動力となることもあります。
そういう時、発言した本人は覚えていないものですが、言われた相手の心にはずっと残っているんですよね。

いい意味でも悪い意味でも、絶大な力を持っているのが言葉なのです。

言葉の元にあるのは心

私たちが何か発言したり、行動したりするときに元となるのは、心で思ったことです。
仏教では、行いを心と口と体の三通りに分けられますが、最も重視されるのは心の行いなのです。

川の上流から赤いインクを流せば、下流も赤く染まっていくでしょう。
ちょうどそのように、心で思ったことが、口や体にもあらわれます。

気を張っていれば言葉を選ぶことができますが、ぽろっと言ってしまう時は、たいてい心の声がそのまま出るのではないでしょうか。
また、たとえ言葉を選んでいても、心で何を思って言っているかはなんとなく相手に伝わるものです。

大事なのは心がこもっていること

言葉をかけるとき、何か気の利いたことを言いたいと思う人は多いでしょう。
私も気の利いた一言が言える人にはとてもあこがれます。
ただ、それは人によって得意不得意がありますから、難しい人もあると思います。

それよりも、言葉をかけるときに大事なのは、心がこもっているかどうかです。
仏教を説かれたお釈迦さまは、言辞施(ごんじせ)といって、優しい言葉をかける親切を勧められました。
優しい言葉というのは、相手を心配したり、思いやる心から出てくるものです。

ですから、たとえ短い言葉、何気ない言葉だったとしても、相手を思ってのものであれば必ず届きます。
本当に気を付けるべきは、心の在り方なのです。

まとめ

とっさに言葉をかける必要があるとき、何を言えばよいか迷い、言葉が出てこなかったりします。
言葉は、多くの場合準備もできないので、出てこないのも無理はないでしょう。

ただ、やはり一言あるかないかで、相手の印象も変わります。
言葉の元となるのは心ですから、一番大切なのは相手を思う気持ちです。

気の利いた言葉でなくても、気持ちを伝える言葉をかければ、相手にも喜んでもらえるのではないでしょうか。

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わか

チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!
心が穏やかになった人へ
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