みんなから好かれる方法はある?嫌われない努力をするより大事なこと

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。

知人に、誰とでもうまく関係を築ける人がいます。
私はどちらかというとコミュニケーションが苦手なので、羨ましいと思っていました。

人間の悩みの多くは人間関係に起因すると言われます。
誰でも嫌われたくない、好かれたいと願っているのではないでしょうか。

では、みんなから好かれる方法はあるのでしょうか。
考えてみたいと思います。

好かれたいと思うのはなぜ?

私たちはなぜ、みんなから好かれたいと思うのでしょうか?
それは、他人の評価で自分の価値を確かめているからかもしれません。

私たちは他人からどう見られているかに敏感です。
周りの人から好かれる自分であれば価値があり、自信が持てるでしょう。
逆に、嫌われていると少しでも感じると、自分に価値がないような気分になり、大変落ち込みます。

そのように、他人の評価に自分の価値をゆだねて一喜一憂しているのが私たちなのです。
そう考えてみると、「好かれたい」というよりは、「嫌われたくない」という思いの方が強いのかもしれません。

好かれる代わりに失うものもある

では、みんなから好かれることができれば、すべてうまくいくでしょうか。

以前、冒頭の知人に「みんなから好かれていて羨ましいです」と伝えたことがありました。
知人から返ってきたのは意外な答えでした。

「いやー、みんなから好かれようとすると、すごく疲れますよ。
誰にでもいい顔をしないといけないから」

知人は、好かれるには相手にとって都合のいいように動けばいいと気づいて、相手に意見を合わせるようにしていたそうです。
ところが、相手の都合はころころ変わるので、合わせるのは大変だったのだとか。
しかも、意見は他人によってバラバラですから、すべてに合わせていたら自分の意見は一貫しないことになってしまいます。

最終的には自分がどうしたいのかわからなくなってしまい、合わせることはやめたと話していました。

みんなから好かれようとしなくていい

とんちで有名な一休さんは次のような歌を残しています。

「今日ほめて 明日悪く言う 人の口 泣くも笑うも ウソの世の中」

今日は私を褒めてくれる人も、次の日になって都合が悪くなれば陰口をたたいている。
都合は状況によって変わるので、他人からの評価もそれに合わせて変わります。
それほど、他人の評価は変わりやすいものなのです。

また、仏教を説かれたお釈迦さまは次のように言われています。

「過去にも今にも未来にも、皆にて褒める人もなく、皆にて謗る人もなし」

どんなに人気者であっても、それを妬んで嫌う人もいますから、100%好かれる人はありません。
どんな嫌われ者でも、同じような境遇で親近感を持つ人もあるでしょうから、100%嫌われる人もまたありません。

実際問題、みんなから好かれるのは難しいということです。
だからこそ、無理にみんなから好かれようとする必要はないのです。

嫌われない努力より大事なこと

嫌われたくないがために、相手の顔色を窺ってビクビクしてしまう。
そんな人は多いかもしれません。

しかし、好き嫌いは理屈ではないですし、どんなに努力をしても嫌われることはあるものです。
相手の感情をこちらで変えることはできないので、その時は仕方ないと割り切るしかないでしょう。

嫌われないよう、相手に合わせる努力をするよりも、自分を磨く努力をしてみてはいかがでしょうか。
誰が何と言おうと自分は自分、と自信が持てれば、他人の評価は気にならなくなります。
自分の道を進んで努力している人の方が、他人の目には魅力的に映るものです。

感情も続かないので、今は嫌われていてもいずれ好かれることがあるかもしれません。

まとめ

私たちは他人からの評価をとても重視しています。
ですから、嫌われないようにしたい、好かれたいと思って頑張っているのです。

しかし、他人の評価というのは非常に変わりやすいものです。
また、人によって見方も違うので、みんなから好かれることはできません。

それならば、嫌われないように相手の顔色をうかがうよりも、自分を磨く努力をしたほうがよいでしょう。
その姿を見て、いい印象を持ってくれる人が必ずいます。

では、自分を磨く努力とは具体的にどんなことをすればよいのでしょうか。
それについてはこちらの記事をご覧ください。

他人の目を気にしすぎてしまうあなたへ|人にどう思われるかより大事な3つのこと

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わか

チューリップ企画コールセンターのわかと申します。 静岡の温暖な気候の中で育ったせいか、のんびりと構えていることが多く、周囲からはよく「いつも安定しているね」と言われます。 日常の様々な出来事を物語化することが好きです。学生時代、家ではほとんどの時間を机の前で過ごし、ノートに散文を書きためる日々を過ごしていました。そんな小さい頃からの癖で、日常の出来事を無意識に観察していることがあり、見ているうちに周囲の人間関係も客観的に把握することができるようになりました。 今まで見てきた人間関係、自分自身の悩んだ経験や、日々の電話応対の中でのお客様の声などを通して、皆様の悩みに寄り添える記事を書いていきたいと思います!
心が穏やかになった人へ
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