分かり合えない人と人間関係を築くには?|分かり合えないからこそ譲る気持ちが大切
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
お悩み解消研究家のわかです。
生きていれば、どうしても分かり合えない相手に出会うことがあるものです。
距離を置ければいいのですが、そういう人に限って、なかなか離れられないんですよね。
分かり合えないことにイライラして、ストレスをためるばかりでは残念でしょう。
今回は、分かり合えない人との人間関係を築くにはどうすればいいのかを考えてみます。
人は分かり合えないもの
私たちは、世の中に分かり合える人と分かり合えない人とがいるように思っています。
しかし、実は分かり合える人は一人もいない、というのが実際なのです。
仏教では私たちは一人ひとりが自らの行いによって作り出した世界に住んでいる、と教えられます。
この世界を業界(ごうかい)といいます。
どれだけ近い相手であっても、今まで全く同じ経験をしてきた人はないはずです。
それぞれがそれぞれの場所で、違う行いをしてきているのですから、同じものを見ていても感じ方や見え方が異なるのです。
そういうことからすれば、相手が誰であっても分かり合えないもの、というのが本当のところなのでしょう。
分かり合えない人とどう接する?
そもそも分かり合えないもの、と思えば多少は割り切れるかもしれません。
しかし、やはり分かり合えないことばかりだと衝突してしまうこともあると思います。
それでストレスをためていたら、仕事や家庭は回していけませんよね。
そんな時に心掛けたいのが、仏教で善いこととして教えられる「布施」です。
布施とは、施しをすることですが、現代の言葉で言えば親切をするということです。
親切をされて嫌な気分になる人はありません。
普段から人に優しく接していったなら、必ず人間関係は好転すると言われます。
これを、分かり合えないと感じる人にも実践するのです。
自分から譲る気持ちが大切
親切にはいろいろなことがありますが、相手のことを受け止めてあげるのも一つの布施でしょう。
自分はそう思わないからといって、頭ごなしに否定すれば、相手が嫌な気分になるのは当然です。
そうではなく、あなたはそう思うのですね、と意見を受け止めていくのです。
また、もっといいのは、相手を立てて、相手に譲ってあげることでしょう。
自分の意見を押し通したい気持ちは誰にでもありますが、その気持ちを抑えて、相手の意見に合わせるのです。
なんで自分が譲らなければならないんだ、と思うかもしれません。
しかし、実は譲った人の方が幸せになれる人なのです。
自分から譲った人が一番幸せ
「丸太橋の教訓」と言われるものがあります。
それは次のようなものです。
一人しか渡れない丸太橋。
左右から同時に渡れば、二人とも動けなくなってしまいます。そんな時、先に譲った人が相手より幸せな人。
譲られた人は、感謝して通ればまた幸せになれます。
当然の如く通る人は、最も不幸な人だと言われています。
自分の思いを押し通すことは、結果的に相手も自分も傷つけてしまいます。
自分の思いは後にして、相手を優先させられる人は、結果的に相手も自分も幸せにできる人なのではないでしょうか。
まとめ
分かり合えない相手がいると、どうしてもむしゃくしゃしてしまうものです。
しかし、本当のところを言えば、どんな人とも分かり合えないのが実際なのでしょう。
では、分かり合えない人とはどう接していけばいいのか。
仏教では布施を勧められていて、自分から先に譲る気持ちのある人は一番幸せな人だと教えられています。
それが、人間関係を潤滑にする一番のポイントなのではないでしょうか。
わか
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